東京アカデミー大阪校
ブログ
こんにちは、大阪校 国家試験対策担当岡山でございます。
今日取り上げるのは、最後の科目「給食経営管理論」です。
実習や実務経験が得点に繋がるため比較的点数が取りやすい科目と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、「経営」という陰線的な観点から給食の運営をとらえなくてはいけない「原価管理」に関する問題を苦手とする人は多いですよね。
その一例として、損益分岐点分析があがられますが、第37回では計算問題として出題されました。
★第37回-159
K社員食堂における月間の売上高は400万円、固定費160万円、変動費200万円である。損益分岐点売上高(万円)として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
1 .180
2 .200
3 .240
4 .320
5 .360 正答:4
ポイント
・損益分岐点とは、売上高と総費用が同額で利益も損失もない点、すなわち収支ゼロの点のことをいう。損益分岐点を求めることによって、売上高と総費用(固定費+変動費)と利益の相互関係を分析でき、現在の経営状態の把握や今後の経営計画のために利用することができる。
・損益分岐点以上の売上高で利益が、それ以下では損失が発生するため、損益分岐点が低い方が経営体質が強いとみることができる。
売上高=利益+経費(経費=変動費+固定費)
↓
利益<経費 …赤字
利益=経費 …損益分岐点
利益>経費 …黒字
損益分岐点売上高の算出公式から算出する。
①変動費率=変動費÷売上高
②損益分岐点=固定費÷( 1 -変動費率)