東京アカデミー福岡校
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こんにちは!
東京アカデミー福岡校 教員採用試験担当の赤井です。
福岡県の子どもの「不読率」、皆さんご存じでしょうか。
ここでの「不読率」とは、「普段、読書を全くしない子どもの割合」を指します。
・福岡県では普段、読書を全くしない子どもがどれくらいいるのでしょう?
・また、読書推進のために福岡県はどんな目標を掲げているのでしょう?
令和5年(2023年)12月、福岡県教育委員会より発表された、
「福岡県子ども読書推進計画(第四次)」を見てみましょう!
■ 「福岡県子ども読書推進計画(第四次)」の全文はこちらから
この計画には、主に下記の3つのことが書かれています。
① 福岡県の子どもの「読書」に関する課題
② 福岡県の読書活動を推進させるための目標
③ その目標を達成するための取り組み
■ 不読率が全国平均より高い
不読率(令和5年度) | 全国 | 福岡県 | 全国比 |
小学校6年生 | 24.5% | 27.4% | +2.9 |
中学校3年生 | 36.8% | 39.9% | +3.1 |
福岡県の不読率は、全国平均よりも高いようです。
令和5年(2023年)の12月に発表されたばかりの資料なので、2024年夏試験で問われる可能性もありますね。
(面接試験で「福岡県の子どもの『読書』に関する課題は何ですか?」等 聞かれるかも)
志望自治体の教育に関する課題は要チェックです。
(その他にも読書に関する課題があります。全文で確認してみましょう)
①の課題を踏まえて、読書活動を推進させるための目標が設定されています。
■ 目標
「子どもがそれぞれの発達段階・個性に応じ、読書習慣を身に付け、自主的な読書活動ができるような環境の整備を推進します。」
■ 目標達成に向けた指標
指標 | 令和9年度 |
不読率 (令和5年度→ 小6:27.4% 中3:39.9%) |
全国平均以下を目指す |
「読書が好きですか」という質問に「当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」と答える児童生徒 (令和5年度→ 小6:72.7% 中3:65.4%) |
過去の全国平均最高数値を目指す (小6:75.0% 中3:70.1%) |
■ 家庭・地域・学校・民間における子どもの読書活動の推進
■ 施設・設備等(図書館や幼稚園/保育園、公民館 等)の環境の整備・充実
■ 図書館間及び学校図書館等との連携・協力・ネットワーク化
■ 子どもの読書活動に関する理解と関心を深める取組の普及
(具体的にどのような取組を行うかは、全文で確認してみましょう)
福岡県の子どもの「不読率」は、全国平均よりも上のようです。
令和9年度には全国平均を下回るように、福岡県は様々な取組を行っています。
面接試験では、
「子どもたちに読書の習慣を身に付けさせるために何をしますか?」
というような、読書に関する質問が出題されることもあります。
自分の頭の中の意見だけで回答するのではなく、
本日紹介した「福岡県子ども読書推進計画(第四次)」の内容も踏まえて、回答できるとベストです!
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