東京アカデミー高知教室
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当の石井です。
10/4に文部科学省より発表されました、令和4年度『児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果』について、前回の10/4「いじめ」に続いて、今回は「不登校」について見ていきます。
概要:○小・中学校における不登校児童生徒数は299,048人(前年度244,940人)であり、前年度から54,108人(22.1%)増加し、過去最多。高等学校における不登校児童生徒数は60,575人(前年度50,985人)であり、前年度から9,590人(18.8%)増加 ○在籍児童生徒に占める不登校児童生徒の割合は3.2%(前年度2.6%)
増加の理由:○「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律」の趣旨の浸透等⇒保護者の学校に対する意識の変化 ○長期化するコロナ禍による生活環境の変化により生活リズムが乱れやすい状況が続いたこと、学校生活において様々な制限がある中で交友関係を築くことが難しかったことなどで、登校の意欲が湧きにくい状況にあったため
今後の課題:○不登校の児童生徒全ての学びの場の確保 ○心の小さなSOSの早期発見 ○情報提供の強化
※10/17に『不登校・いじめ 緊急対策パッケージ ~誰一人取り残されない学びの保障に向けて~』が出されました。その内容を踏まえ、今後の注目ポイントをまとめます。
各自治体において、上記対策の実施と強化が促進されると考えられます。2024年夏の教育時事としてまた、面接対策として欠かすことができません。不登校の児童生徒への学びの保障を行うため、校内の取り組みはもちろん、どの機関と連携を行うか、整理しておきましょう。また、機関に頼り切るのではなく、学校に来る意義やクラスメイトとの繋がりの重要性などをしっかり理解し、教師として何をするか、どのように子どもたちに接するかなど、不登校問題について意見をまとめておきましょう。
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2024年夏
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