東京アカデミー高松校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー高松校の教員採用試験対策担当の石井です。
少し間が空きましたが、東京アカデミー教員採用試験Twitterで掲載されています、【2023年二次試験 こんなことが聞かれました】シリーズの第2弾をまとめてみたいと思います。(前回のブログはこちらから⇒『特集❣ 2023年夏の面接質問実例 解説①』)
まずは、『教員勤務実態調査(令和4年度)【速報値】(概要)』を確認し、現況を正確につかみましょう。以下、要点をまとめると、
といったことが文部科学省より公表されています。他にも面接対策として、
といったことを踏まえて回答づくりを行いましょう。
長時間労働、給料等待遇、教員数の減少など、といったことを受けて「学校はブラック企業のようだ」という意見が一般的になりつつあるように思います。面接で教員のブラック労働についてどう思うか聞かれた場合、ブラックであるかそうでないか、またはその理由や原因を評論家のように述べることは避けましょう。教員を目指す一人として、主体的に質問を捉え、上記にあるようなデータをもとに、改善すべき点として長時間労働や部活動等の課題に、どのように向き合うかを述べるようにしましょう。当事者意識をもって、働き方改革に臨む姿勢をアピールしてほしいと思います。
1年目の新任先生にとっては、学校内の様々な業務に対して、不慣れであって当然であると思います。また、専門的な知識や技術の備わっていない部活動の顧問を持つことの方が多いと思います。そのようなとき、「不慣れだし、得意でないので自信がありません」という気持ちになるのもまた当然です。しかし、その気持ちのままで終わるのではなく、不慣れな仕事であってもできるようになりたい、専門的な知識や技術はないけれど、頑張る子供たちを支えてよい人間関係を築きたい、と考え意見づくりを行ってみましょう。不安な気持ちがあっても、それを超えて成長しようとする考え方を面接官に示すことが重要です。
今回は、働き方改革について意見づくりのポイントを挙げてみました。働き方改革は、『教師が我が国の学校教育の蓄積と向かい合って自らの授業を磨くとともに日々の生活の質や教職人生を豊かにすることで,自らの人間性や創造性を高め,子供たちに対して効果的な教育活動を行うことができるようになること(新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(平成31年1月答申))』を目的であるとしています。教育を充実させたい、子どもの悩みに寄り添い、身近で成長を支えたい、という強い気持ちがベースにあってこその働き方改革についての意見づくりであることを、しっかりと踏まえておきましょう。
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2024年夏
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