東京アカデミー名古屋校
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こんにちは!東京アカデミー名古屋校チューターの平上です!
人生で初めて正月太りを実感しています(泣)。
今日は受講生の皆さんに配布する参考書を仕分けしていました。5,6冊の決して薄くはない本を紙袋に詰め込んでいると、「みんなこの本の中身を全部頭にいれるんだよなあ」と驚きと尊敬の気持ちでいっぱいになりました。さて、今回のテーマはそんな山積みの本に関わる、「出題範囲の絞り方」についてお話をします。
1月に入っているので、皆さん一通りの学習はやっていると思います(大丈夫ですね??)。むやみやたらに学習していたことが、なんとなーくつながって見えてきているのではないでしょうか。ですが、たくさん勉強しているとどうしても「いまやっていることは本当に試験に役立つのか?」と疑問が出てくると思います。膨大な範囲の中で、「どの分野も出るかもしれない、でも出ないかもしれない」と疑心暗鬼になってしまうこともあるかもしれません。そこで大事なものが「過去問研究」です。過去問を研究してみると、「対策を厚めにやっておきたいところ」「薄くてもいいところ」が見えてきます。
例えば学習指導要領や日本国憲法が毎年出題される自治体があります。一方で愛知県では一般教養に世界史が出ませんし(去年ほぼ?初めて出題されましたが)、長野県では教育史や教育心理が出題されません。家庭科や体育からの出題も自治体によってまちまちです。さらにローカル問題も各自治体で多様な資料から出題がなされます。なので学習する範囲にメリハリをつけることができれば、「スイッチを入れて集中して取り組む範囲」「流してもいい範囲」と学習する気持ちにもメリハリがつき、学習する効率もアップしていきます。
過去問は書店に「~年分の過去問」みたいなものが売られています。他にも調べれば出題傾向がまとめられている本などもあります。そのような本では、巻頭に「過去に出題された内容」と題して過去何年分かにわたって出題されている範囲がまとめてあるはずです。そこからよく出題されている範囲はこれから重点的に取り組んでいきましょう。
この本の内容を見て、「今まで私が勉強してきたことが出題されないなんて」とショックを受ける人は多いかもしれません。実際私もビックリした人の一人です。しかしここで落ち込む必要はありません。勉強しすぎて損になることは全くないのです。出題範囲は自治体から限定されていないので、もしかしたらここまで出題されていない範囲でも今回の受験で出題される可能性はあります。本番でそのような問題が出題されたら、ライバルに差をつけるチャンスになります。
どの自治体でも出題されるような教育原理などは参考書を使って勉強すればよいですが、ローカル問題は各自治体の答申や資料をまとめた参考書をまずは自力で作成していく必要があると思います。やり方としては
などがあります。東京アカデミーでも自治体別の対策講座は開かれているので、ぜひ受講してみてください!名古屋校ではゴールデンウイークに愛知県や名古屋市別の対策講座が開かれる予定です。
このように過去問を研究することで、2周目以降の勉強を効率的に済ませることができます。まだまだやることは多いですが、残りの半年を有効活用しましょう!