【教員採用試験】令和５年度兵庫県いじめ対策審議会について

こんにちは、東京アカデミー神戸校の教員採用担当です！

先週、兵庫県教育委員会より「令和５年度いじめ対策審議会」の議事概要が公開されました。

これは、兵庫県における公立学校、私立学校のいじめの状況やいじめ防止の取組について会議された内容をまとめた資料です。

 

兵庫県におけるいじめの状況について

○いじめの認知件数・・・29,136件（1,000人当たりの認知件数：57.6件（全国平均59.9 件を下回る））

→部活動や学校行事などの様々な活動が再開されたことによる接触機会の増加、いじめの定義やいじめの積極的な認知に対する理解、生徒に対する見守りの精緻化、

　ネット上のいじめについての積極的な認知等により、認知件数が増加したと考えられる。

○いじめの解消状況・・・「解消している」70.2%（全国77.0%　全国より下回る）

→安易にいじめを解消したとせず、丁寧な対応を行っている一方、ネット上のいじめなど、見えづらい事案が増加したためと考えられる。

○いじめの態様・・・「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる。」52.0％

                                       「軽くぶつかられたり、遊ぶふりをしてたたかれたり、蹴られたりする。」が24.7%

                                       「パソコンや携帯電話等で、ひぼう・中傷や嫌なことをされる。」4.3％（全国は3.4％であり、小学校以外の校種で全国より高い割合）

○関係機関との連携・・・警察に相談・通報した件数は127 件であり、認知件数全体に占める割合は0.4％。（令和3 年度は73 件で、1.74 倍増加している）

 

いじめ防止の取組について

兵庫県では、「兵庫県いじめ防止基本方針」や「いじめ対応マニュアル」に基づき、県民総がかりで、いじめの未然防止、早期発見・早期対応を図る全県的、地域的な連携体制を強化し、総合的な対策を推進しています。

そのため、「兵庫県いじめ防止基本方針」や「いじめ対応マニュアル」を押さえることも大切です。

兵庫県いじめ防止基本方針

　・・・基本理念やいじめ防止に関する兵庫県の施策や学校の取組を掲載しています。

いじめ対応マニュアル

　・・・教職員が自身の活動をチェックできるリストや現在のいじめ問題に対応するポイントをまとめています。

 

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