東京アカデミー仙台校
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こんにちは。教員採用試験対策の予備校=東京アカデミー仙台校の庄子です。
教員採用試験の関連記事として、本日は神戸校のブログをご紹介いたします。
文部科学省より令和5年3月8日に発表された「GIGAスクール構想の下での校務DXについて~教職員の働きやすさと教育活動の一層の高度化を目指して~ 」をもとに、学校や教育委員会では、校務DX化が進められています。
今回、文部科学省が公立小中学校(義務教育学校、中等教育学校の前期課程、特別支援学校の小学部及び中学部を含む)、公立小中学校の設置者を対象にWeb調査を行った結果(速報値)をご紹介します。
GIGAスクール構想の下での校務DX化チェックリスト~学校・教育委員会の自己点検結果~
児童生徒の欠席・遅刻・早退連絡について、クラウドサービスを用い、PC・モバイル端末等から受け付け、学校内で集計していますか
完全にデジタル化している・・・30.8%
一部している(半分以上)・・・27.7%
一部している(半分未満)・・・6.7%
全くしていない・・・・・・・・34.8%
児童生徒一人一人に配備されたPC・タブレットなどの端末を、家庭で利用できるようにしていますか
毎日持ち帰って、毎日利用させている・・・・・・・・18.4%
毎日持ち帰って、時々利用させている・・・・・・・・15.1%
時々持ち帰って、時々利用させている・・・・・・・・49.3%
臨時休業等の非常時のみ、持ち帰ることとしている・・9.4%
持ち帰らせていない・・・・・・・・・・・・・・・・5.9%
持ち帰ってはいけないこととしている・・・・・・・・1.9%
職員会議等の資料をクラウド上で共有しペーパーレス化していますか
完全にペーパーレス化している・・32.9%
一部している(半分以上)・・・・34.4%
一部している(半分未満)・・・・20.1%
全くしていない・・・・・・・・・12.6%
汎用クラウドツールを活用した教職員間での情報交換の励行や会議資料のペーパーレス化、民間企業向けクラウドツールの転用による校務処理の負担軽減、
スケジュール管理のオンライン化や、学校と保護者等間の連絡手段の原則デジタル化などが提言されているため、下記にも記載の通り、さらにDX化が進むことが期待されます。今回の結果を受けて、文部科学省は以下の対応を行うようです。
① 今後、3年程度を集中取組期間と位置づけ、校務DXに関する通知を発出するとともに、手軽な改善方法を具体的に示した資料の提供、オンライン・オンデマンドでの学習機会の提供、全額国費によるアドバイザー派遣等を行い、学校現場の困り感に徹底的に寄り添った支援を一層拡充します。
② チェックリストの項目の中には、ネットワーク回線の遅延や指導者用端末の未整備など、学校の状況によっては直ちに実施が難しい又は思ったほどの効果が得られないものもあります。このため、今後のGIGAスクール構想の端末更新において、最低限必要な整備を補助金支出の条件とし、取組の加速化を図ります。
※この方針は令和5年8月31日の概算要求で公表済み
③ 特に、押印・FAXの見直しについては、上記②の整備面の課題に加え、相手があることから、個別学校だけでは実現が難しい場合もあり得ます。このため、国としても、教育委員会、教育関連団体、民間事業者等に慣行の見直しを丁寧に働きかけます。また、先進自治体がどのように見直しを実現したのか具体的に理解できるオンデマンド研修動画を提供します。
④ 有識者や地方教育行政関係者、学校現場の声も伺い、本チェックリストの改善と高校段階の自己点検の在り方を検討するとともに、令和5年度内に校務DXに関するKPIを定め、年1回のフォローアップを行います。
過去の採用試験の面接の中で、「業務改善できることは?」「自身で工夫して行っている働き方改革はあるか。」などの質問もありました。
ご自身の働かれている学校現場の状況、志望する自治体の状況や取り組みは何か、また、そこから自分なら何ができるのか考えておくことも大切です。
ぜひ、今回の資料を参考にしてください!
フリーコール:0120-220-731
仙台校:庄子 ①