東京アカデミー秋田校
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こんにちは。
秋田県、秋田市など公務員の予備校=東京アカデミー秋田校の佐々木です。
近年、従来の公務員試験から、SPI3やSCOAに切り替えて実施する自治体が増えてきており、
弊社にも「自分の受験する自治体がSPIに変わったため公務員試験の対策はしなくてもよいか」といったご質問が多数寄せられております。
令和5年度の追加募集から、潟上市もSCOAを導入しています。
そこで、本日はこのSPI3・SCOAの違いと公務員試験との関連についてお話しします。
呼び方は様々ですが、SPI3もSCOAも次のような受験形式があります。
このうち、SPI3を採用する市役所試験では1・2が、SCOAを採用する試験では3が多いようです。
いずれにせよ、受験方式は募集要項に「テストセンターで実施」などと明記されていることが多いですから、詳細に調べればわかりますね。
問題は次です。
「SPIやSCOAにも色々な科目があるようだけど、私の受験する自治体はどのタイプ?」、
「どんな科目が出題されるのか?」
というご相談がかなり寄せられています。
おおざっぱにSPI3やSCOAといっても、様々なタイプがあり、どういった対策が必要なのか予想するのは難しいです。
しかし以下の特徴を踏まえれば、(確実ではありませんが)だいぶ見当がつきやすくなります!
SPIは『知能検査』で訓練が必要であり、公務員試験の対策と似ています。
SPIであれば筆記試験でも不合格となる場合が多くありますので、公務員試験(教養試験)の一般知能対策には役に立ちます。
SCOAは『学力検査』で、中学・高校で学習する基礎知識の暗記が必要となり、公務員試験やSPIの学習とは異なります。
こちらは基本的な知識があればおおよそ1次を通して、面接でふるい落とすという、民間に似た採用試験となります。
SPI・SCOAは対策法が異なりますが、どちらも試験のハードルを下げ、受験生を多く集めることを目的としておりますので、倍率は高くなり、その自治体の専願受験は危険です。
よって、公務員試験の勉強するかどうかは、併願先を民間企業にするか、公務員試験を課す自治体にするかによって異なります。
民間企業を併願するのであれば、公務員試験対策は不要です。
しかし、併願先を公務員とするのであれば、公務員試験対策を取るべきです!
公務員試験を課す試験は、国家一般職など倍率が3倍を切っており、チャンスの年が続いています。
準備な大変な試験ほど、倍率は低くなりますので、将来の職業をしっかり考えて対策を取りましょう!