東京アカデミー仙台校
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こんにちは。教員採用試験対策の予備校=東京アカデミー仙台校の庄子です。
ここ数日、宮城県・仙台市の教員に関する不祥事の報道が続いております。
4年前に宮城県内の県立高校で、30代の女性教諭が自殺したことについて、
宮城県教育委員会は同僚の59歳の教諭が態度などを非難する内容の手紙やメモをおよそ4か月にわたって繰り返し示すなどしたパワハラが原因だったとしてこの同僚を停職3か月の懲戒処分としました。
参考:NHK NEWS WEB
宮城県内の公立小中学校の教職員らによるポイントの不適正取得が判明しました。
授業や部活動等で使用する物品を立て替えて支払う際に、クレジットカードや店の会員カードのポイント制度を乱用することでポイントを私物化する事例が2020~2022年度、仙台など17市町で計248件確認されたそうです。
また、宮城県立校でも不適正取得の事例が2022年度だけでも48校、計223件確認されました。
参考:河北新報オンライン
2024年の宮城県・仙台市の教員採用試験では教員の不祥事に関連した出題が予想されます。
上記に関連して、今一度教職員の職責について確認しておきましょう。
地方公務員法 第30条(服務の根本基準)
すべて職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当つては、全力を挙げてこれに専念しなければならない。
地方公務員法 第33条(信用失墜行為の禁止)
職員は、その職の信用を傷つけ、又は職員の職全体の不名誉となるような行為をしてはならない。
どのような行為が信用失墜行為にあたるかの判断は任命権者が行います。
一般的には公序良俗に反する行為、全体の奉仕者としてふさわしくない行為、公務員の職権乱用・収賄などの職務に関する罪、勤務時間外の傷害、酒気を帯びて車両等を運転した場合なども含まれます。また、これらの行為は懲戒処分の対象にもなり得ます。
個人面接や集団討論では「教員の不祥事についてどう考えるか」「パワハラを起こさないためにどのような対策が講じられるか」「今回の報道を受けて、自分だったらどのように行動するか」などの出題が想定されます。
「地方公務員法」や「教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律」など、明文化された定義や基本方針を確認しながら、具体的な対応策を検討していきましょう。
フリーコール:0120-220-731
仙台校:庄子 ①