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受験勉強スタート前の準備　その4　受験勉強を効率的に進めるコツ

お知らせ

2024.03.13

こんにちは。東京アカデミー横浜校です。

3月9日(土)から3月14日(木)まで、「受験勉強スタート前の準備」と題して、看護学校受験に向けて事前に知っておいた方が良いことや志望校選びに役立つ情報をお届けしております。この6日間のブログをご覧いただければ、看護学校受験の流れは大筋掴んでいただけると思います❣

第4回は「受験勉強を効率的に進めるコツ」についてです。

受験勉強スタート前の準備　その4　受験勉強を効率的に進めるコツ

そろそろ学科の勉強も始めなくちゃ……と思いつつ、なかなか手につかないみなさんも多いのではないでしょうか。

まず、大切なのは「どの科目を勉強するか」を決めること。例えば、一般入試での理数系科目を例にとると、４年制大学（私立）は数学と理科を選べることが多いのに対し、３年制の専門学校で３科目型入試を行っている学校の大半は国英数の組合せ。理科で受験できる学校はかなり限られます。

また、仮に数学で受験するとして、専門学校の入試では「数学Ⅰ」だけで受けられる学校と「数学Ⅰ」「数学Ａ」の両方が必要な学校が混在しています。自分の志望校の数学の試験範囲はどちらなのか、ぜひ確認しておいてくださいね。

こうしたことから、受験科目や学習範囲を決めるためには、「だいたいこのあたりの学校を受けようかな……」というシミュレーションが不可欠です。もちろん、最終的に志望校を決めるのはまだまだ後のことになりますが、受験する学校の見当をつけないと、勉強する科目の組み合わせも決まりません。さまざまな学校のデータ（2023年度入試の内容）を見て、おおまかなシミュレーションを立ててみる、ということはすぐにやってください！

受験科目が決まったら、あとは勉強に取りかかるわけですが、効率よく受験勉強を進めるためには、科目ごとの特性をしっかりつかむことが重要です。たとえば……

📚英語

まずはすべての土台にあたる「英文法」をマスターする必要があるでしょう。ただ、実際の入試では「読解問題」のウエイトが高いことを考えますと、「英文法」の学習はなるべく早めに仕上げてしまうべきですね。受験が迫ってくれば「読解問題」の練習にしっかり時間をとれるようにしたいからです。

あとは、とにかく受験勉強のスタート時点から単語集などを活用し、語彙力アップに力を入れること。基本的な単語だけでもなるべく最初に覚えてしまうように努力すれば、結果的に勉強そのものスピードや効率が上がります。（いちいち辞書を引いて確認する手間が省けるわけので。）

📚数学Ⅰ

問題パターンごとにしっかり解き方を理解すること、さらに同じパターンに属する問題をたくさん反復練習すること。数学の勉強はこれに尽きます。ただ、看護の大学・専門学校では、「解けるかどうか」よりもむしろ、「正確に早く計算できるか」が合否を左右するケースも多いので注意が必要です。（「ゆっくり時間をかけたら解ける」では意味がない。）日頃の学習でもただ問題が解ければいいというのではなく、計算力（スピード・正確性）の強化を意識しましょう！　ノートを見せてもらったりすると、答は合っているけど計算のやり方にムダが多いな……という人がけっこう多いですよ。

📚小論文

小論文の練習に関しては、自分で答案を書き上げて、さらにそれを他人の目で客観的に評価してもらうプロセスがどうしても欠かせません。したがって、独学で完結させようというのはちょっと無理があります。「答案を書く機会」そして「答案を添削してもらう機会」をどう確保するかが最大のポイントになるでしょうね。

学科の勉強の進み具合については、人によってだいぶ差があるのも事実です。昔、大学受験でみっちり英語や数学を勉強したことがある人なら、すこし勉強すれば比較的短い時間で昔の力が取り戻せる可能性が高いです。その一方、本格的な受験勉強の経験がない人は、仕上がるまでにかなり時間がかかることを覚悟して始めなくてはなりません。

最後に、英語や数学の基礎学力にかなり不安がある……という方に向けたアドバイス。「急がば回れ」ということわざがある通り、とにかく勉強のスタート時点では基礎固めをしっかりやるべきです。（英文法なら中学レベルの初歩、数学なら基本的な計算手順など。）基礎がしっかり固まってからなら、受験レベルの勉強もスムーズに進んでいきます。