東京アカデミー津田沼校
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こんにちは!東京アカデミー津田沼校・教員採用試験対策担当の菅原です。
先日ご紹介しました「ICT利活用講座」の続きをご紹介します。
「正しいICTの基礎知識を身につけ、教員になってからも適切な利活用ができることを目指す」
前回は座学中心だったため今回は遊びの要素を入れようと、講義初めにChromebookのカメラ機能とQRコードを使用した、宝探しゲームを2チームに分かれて行いました。遊び要素を入れたおかげで受講生同士の交流もできて楽しめたようでした。
↑Chromebookを折りたたみタブレットとして使用
世界中で人口知能(AI)ブームになっている生成AIについて、2023年7月に文部科学省より出された「生成AIの利用に関する暫定的なガイドラインVer1.0」が記憶に新しいですが、今回講義の中でも生成AIがどういう技術でビックデータとの違いなど基礎的な知識から解説させていただきました。
基礎的な知識の習得ができたら次は生成AIの「リスク」の解説をしました。
生成AIには様々なリスクが存在し、今回は3つのリスクを取り上げました。
・著作権、肖像権の侵害リスク
・個人、機密情報が流出するリスク
・悪意のある情報を入手するリスク
上記リスクはほんの一例に過ぎませんが、知らずに使い続けることで「大きな損害」と「信用」を失うことに繋がりますので、どんなリスクと対策をすれば良いかを知った上で活用することが大事だとお伝えしました。
リスクを知った上で受講生同士で実際に生成AIを使用してみました。上記は東京都と千葉県の人口動向を生成AIにスプレッドシート上にまとめてもらった結果になります。転入超過数が年々下がっており、恐らく新型コロナを発端としたリモートワーク環境が整備された事が影響したと推測されます。
こうした形でデータから読み取れる背景を児童生徒同士に調べさせる「協働的な学び」に繋げることも可能かと思います。
多くの自治体では基幹アプリをMicrosoftの「Microsoft 365 Education」やGoogleの「Google Workspace for Education 」のどちらかを採用して現場で児童生徒と共に使用しております。どちらも「EdTech」のアプリケーションと連携させることを想定した作りになっています。
そのため今回講義の中では、「Canva」を使用してどの様な活用ができるか解説をした上で実際に全員で使用してみました。
上記はプレゼンテーションの機能を応用して、受講生全員に共有をしてそれぞれのスライドに名前をつけて自己紹介を入力してもらいました。それぞれが入力している様子を全員がリアルタイムで見ることができるので自然とコミュニケーションが生まれてきます。
他にも様々なテンプレートが備わっており、特にホワイドボード機能はシンプルなUIでありながら機能が充実しているため、話し合いやアイデア共有を児童生徒同士でさせる時にとても便利です。
ICT利活用講義の総仕上げに、これまで習ったことを活かして受講生同士で協力して「1泊2日」の修学旅行プランを立てる課題を課しました。目的やねらいなどを策定してそれに基づきプランニングをしていくので、とてもチームワークが重要になります。
↑とても真剣に調べてプランを作っています(途中笑い声も絶えませんでしたが)
出来上がったのはこちら。今回は「Canva」のDocsをベースに、Googleマップや生成AIなど講義中に教えたソリューションを上手く活用してくれていました。
最後はプレゼンもやっていただき、工夫した点や苦労した点など根掘り葉掘り聞かせてもらいました。
なおCanvaにも生成AI機能が備わっており、先程の資料に活用するとこんな感じになります
以上がICT利活用講義のご紹介でした。
中々普段使わないソリューションの数々で皆さん大変そうでしたが、面接時の具体的な回答や教員になってからも使えそうなアイデアが思いつきそうと感想を言ってくださいました。
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