東京アカデミー青森校
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こんにちは。公務員試験対策予備校=東京アカデミーの公務員担当です!
4/13(土)に実施された警視庁警察官採用試験では、3問の時事問題が出題されました。
今後の試験の参考になりますので、早速解説していきます!
■GDP(名目国内総生産)に関する出題
世界と比較したうえでの、日本のGDPの現状が問われました。
2023年の日本のGDPは前年より5.7%増えたが、ドイツに抜かれて世界4位となった現状とともに、2023年のGDP世界順位(下記)を押さえておきましょう!
1位 アメリカ
2位 中国
3位 ドイツ
4位 日本
5位 インド
■環境関連用語に関する出題
SDGsだけ知っていてもダメなんです。
政府は2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする(カーボンニュートラル)目標を掲げており、実現するためには官民の投資が必要となります。
関連する債権や投資の用語を整理する必要があります。
・グリーンボンド(環境債)
企業や自治体等が国内外の環境問題の解決を目指す事業に要する資金を調達するために発行する債権。
・SDGs債
・環境関連ファンド
環境対策を重視する企業の株式を組み込んだ投資信託
・GX経済移行債
カーボンニュートラルを実現するために必要な150兆円を超える官民の投資のうち、20兆円を政府が支払う方針。その財源を確保するために、2024年2月に発行した特別な国債。
・サムライ債
海外の発行体により日本国内市場で円建てで発行される債権。
■大麻規制に関する出題
2023年、大麻による検挙者は覚醒剤を初めて上回りました(6482人)。要因としては、暴力団の弱体化により、覚醒剤の検挙件数が減少した一方、SNS等を通じて若年層が安易に大麻を入手できるようになったことが考えられています。
2023年12月成立 改正大麻取締法について押さえておこう!
・大麻草の成分使用の医薬品が使用解禁へ
・大麻の使用も刑罰対象に
・大麻草の栽培は、2種類の免許制に
※「大麻グミ」などによる健康被害が相次いだ問題で、厚生労働省は大麻に似た有害な6成分を新たに指定薬物に追加。2024年1月6日からこれらの成分を含む製品の販売や所持、使用が禁止された。
大麻に関する出題は、警察ならではですね。(もちろん警察官以外の志望者も把握しておきましょう!)その他にも、近年増加している特殊詐欺やサイバー犯罪に関することも押さえておく必要がありますよ!