東京アカデミー名古屋校
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本日(2024年5月11日)の静岡県、静岡市、浜松市より、2024年夏の教員採用試験がスタートしました!
今年はどんな問題が出たのか不安だな・・・という方のために、静岡県・静岡市・浜松市教員採用試験の問題から出題のあった時事問題をご紹介いたします。
昨年と同じく、今年の試験でも生徒指導提要について出題されています。
昨年問われた「発達支援的生徒指導」や「課題未然防止教育」の重要性について、第Ⅱ部より『いじめ・不登校・自殺』といった個別の課題に対する生徒指導から出題されています。
補足ですが、昨年度この分野から出題のあった自治体は和歌山県くらいです!
(記号は問われた穴埋め箇所)
(1)児童生徒が、「( A )が大事にされている」「心の居場所になっている」「学校が自分にとって大切な( B ) になっている」と実感できる学級・ホームルームづくりを目指すことが求められます。~10.3.1不登校対悪につながる発達支援的生徒指導(1)魅力ある学校づくり・学級づくり~
(2)成長途上にある児童生徒が、甘えたり、弱音を吐いたりして、信頼できる大人(教職員や保護者等)に援助希求を表出することは、「( A )」ネットワークを築いて「( B )」(大人になること)と踏み出す一歩であると理解することが大切です。~4.3.1いじめ防止につながる発達支持的生徒指導④「困った、助けて」と言えるように適切な援助希求を促す~
(3)自殺予防教育を進めるための「土台」として、困ったときに相談できる児童生徒と教職員との( A )づくり、保健室や相談室などを気軽に利用できる場とする居場所づくりなど、「( B )な学校環境」づくりが求められます。~8.3.1自殺予防につながる発達支持的生徒指導(2) 自殺予防教育の土台となる発達支持的生徒指導の取組~
(4)不登校の原因として、学業の不振がその一つとなっている場合があります。授業において、児童生徒一人一人の学習状況等を把握した上での「指導の( A )」や児童生徒の興味・関心に応じた「学習の( B )」を目指して、個別最適な学びを実現できるような指導の工夫をすることが大切です。~10.3.1不登校対策につながる発達支持的生徒指導(2) 学習状況等に応じた指導と配慮~
(5)児童生徒が発するSOSを受けとめるためには、教職員が、児童生徒の状況を( A ) 把握するための研修等を行い、教員の( B )を目指すことが求められます。~10.3.2不登校対策としての課題未然防止教育(2) 教職員の相談力向上のための取組~
特に不登校については5問中3問出題されていますので要チェックです。
熱中症の防止についても出題されています。
「学校の「危機管理マニュアル」等の評価・見直しガイドライン」
解説編(1)2事前の危機管理 2-2危機の未然防止対策2-2-3 傷病者発生防止対策 2-2-3-3 熱中症の防止より
(黄色は問われた穴埋め箇所)
学校管理下での熱中症事故は、ほとんどが体育やスポーツ活動によるものですが、屋内での授業中、登下校中においても発生しています。また、それほど高くない気温(25~30℃)でも湿度が高い場合に発生することがあり、注意が必要です。
危機管理マニュアルには、熱中症防止のため各種活動を中止することを想定し、その判断基準と判断者を具体的に定めておきます。熱中症の危険性を判断する基準としては、暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)を用いるとよいでしょう。
暑さ指数はWBGT計を使って測定するものですが、WBGT計が手元にない場合でも、環境省の「熱中症予防情報サイト」で、地域ごとの実況値・予測値を確認することができます(夏季期間中のみ)。また令和3年4月からは、暑さ指数が33 を超えると予測された場合に、気象庁より「熱中症警戒アラート」が発表されます。こうした情報源を活用することも、危機管理マニュアルに記載しておきましょう。
熱中症の防止措置を適切に取ることができるよう、具体的な留意点を記載して、教職員間の共通認識としておくことも重要です。環境条件や個々人の特性、運動の種類などに応じた留意点をあらかじめ検討し、危機管理マニュアルに記載しておきましょう。例えば、空調設備等の整備状況等によってもどう対応すべきかが異なりますので、各学校の実状に応じた対応ができるようにしておくことが大切です。
また、熱中症を防止するためには、児童生徒等が自ら体調管理等を行うことができるよう、適切に指導する必要もあります。運動前に体調チェック表を基に自分の体調を確認することや、児童生徒等同士で互いに水分補給の声掛け等を行うこと、体調不良を感じた場合には躊躇なく教職員に申し出ることなど、児童生徒等への指導内容についても、危機管理マニュアルに記載しておきましょう。
穴埋めで問われたのは、「記載の視点」にある、
○活動中止の判断…判断基準(暑さ指数(WBGT)の活用)、判断者
○熱中症防止の留意点…環境に関する留意点、主体別の留意点、運動中の留意点
○児童生徒等による体調管理の指導
に関する箇所となっています。
その他、小学校等における受け入れ体制を構築する際の教職員の役割について問われています。
第2編 小学校等における受け入れ体制の構築 第1章 実施体制の整備 3教職員の役割より
(黄色は問われた穴埋め箇所)
小学校等において看護師等が医療的ケアを行うに当たって、教職員は、医療的ケアを小学校等において行う教育的意義や必要な衛生環境などについて理解するとともに、学級担任をはじめ教職員により行われる日常的な子供の健康状態の把握を通じて、看護師等と必要な情報共有を行い、緊急時にはあらかじめ定められた役割分担に基づき対応することが、特に重要である。
また、教職員が、看護師等の管理下において、医療的ケア以外の支援、例えば、医療機械・器具の装着時に衣服の着脱を手伝ったり、医療的ケアを受けやすい姿勢保持等の補助を行ったりすることは可能であり、教職員と看護師等とが連携して医療的ケア児の支援に当たることが重要である。
教師に求められるICT活用指導能力としてICT活用指導力チェックリストの
「A 教材研究・指導の準備・評価・校務などにICT を活用する能力」
「B 授業にICT を活用して指導する能力」,
「C 児童生徒のICT 活用を指導する能力」
「D 情報活用の基盤となる知識や態度について指導する能力」
の4 つの内容を選択させる問題が出題されていました。
これまであまり学習していなかった資料などがあれば、上記を中心に押さえておくようにしましょう。
※通学講座受講生の方で試験問題の閲覧・コピーをご希望の方は事務局にてお申し出てください。
解答速報&自己採点会を実施!【静岡県・静岡市・浜松市】入力期間:5/11(日)19:00~5/16(木)19:00
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