東京アカデミー神戸校
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こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー神戸校の教員採用担当です。
今回は、5/12(日)に実施された2024年夏(令和7年度)茨城県教員採用試験の問題の中から気になる時事問題をご紹介いたします。
茨城県は昨年2023年6月25日(日)に実施されていましたが、1ヵ月以降早まっての実施となりました。
教養試験の問題数は20問とさほど多くありませんが、
昨年は
こども基本法第3条(基本理念)より1問、
「公立の小学校等の校長及び教員としての資質の向上に関する指標の策定に関する指針(令和4年8月31日改正)」より5問のほか、
茨城県教育委員会の「令和5年度学校教育指導方針」より3問、
令和4年度「全国学力・学習状況調査」に関する茨城県の結果より1問出題されていました。
教職教養20問のうち、今年はこども家庭庁に関する問題が8問出題されています。
・こども家庭庁の行政機関における組織の位置づけについて
「こども家庭庁は、総理大臣直属の機関として( )の外局に位置づけられている
・こどもの居場所づくりに関する指針 第4章こどもの居場所づくりに関係する者の責務、役割より
「学校は、教育機関としての役割のみならず、こどもの( )になるなど居場所としての役割も担っており」
その他6問はこども基本法の概要より、6つの基本理念からキーワードが空欄補充として問われました。
こども基本法の概要
【基本理念】(黄色は問われた穴埋め箇所)
① 全てのこどもについて、個人として尊重されること・基本的人権が保障されること・差別的取扱いを受けることがないようにすること
② 全てのこどもについて、適切に養育されること・生活を保障されること・愛され保護されること等の福祉に係る権利が等しく保障されるとともに、教育基本法の精神にのっとり教育を受ける機会が等しく与えられること
③ 全てのこどもについて、年齢及び発達の程度に応じ、自己に直接関係する全ての事項に関して意見を表明する機会・多様な社会的活動に参画する機会が確保されること
④ 全てのこどもについて、年齢及び発達の程度に応じ、意見の尊重、最善の利益が優先して考慮されること
⑤ こどもの養育は家庭を基本として行われ、父母その他の保護者が第一義的責任を有するとの認識の下、十分な養育の支援・家庭での養育が困難なこどもの養育環境の確保
⑥ 家庭や子育てに夢を持ち、子育てに伴う喜びを実感できる社会環境の整備
茨城県教育委員会の「令和5年度学校教育指導方針」および「令和6年度学校教育指導方針」からも2問出題されました。
また、「教育職員等により児童生徒性暴力等の防止等に関する法律」、「児童虐待の防止等に関する法律」からも1問ずつ出題されています。
上記で問われているのはいずれも、考え方の基本となる部分ですので、まずは全体像から目的や基本的施策を中心に押さえておくようにしましょう。
※通学講座受講生の方で試験問題の閲覧・コピーをご希望の方は事務局にてお申し出てください。
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