東京アカデミー静岡校
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みなさん こんにちは
前回の教員採用試験 静岡県・静岡市の個人面接について①では「面接試験の目的」から面接試験にむけての準備を説明しました。今回は、それをもう少し深めて「面接試験の内容および実施方法」について述べていきます。
今回の内容も、昨年の静岡県の開示資料をもとに述べていきますね。
今回引用するのは面接試験の際の面接官の質問事項についてです。面接の内容および実施方法には以下の内容が書かれています。
「受験者との会話を通じ、受験者の持つ専門性・向上心、協調性・社会性・人権意識、倫理観・使命感、表現力・コミュニケーション力、思考力・判断力を観察し、評定する。」
専門性・向上心(教育者としての専門性とみずから成長しようとする気持ち) 協調性・社会性・人権意識(関係のある人とのよりよい関係性を作り、相手を尊重しようとする感覚) 倫理観・使命感(道徳的な考え方と実現への努力) 表現力・コミュニケーション力(筋道のたった話し方とそれに則った人間関係の構築能力) 思考力・判断力(筋道のたった考え方と物事を正しく認識し評価できる力)この5つにグループ分けされ、各々について評定される訳です。
具体的に書かれていますが、何を観察・評定されているのかちょともやもやしますね。ここに書かれている事柄は、概念とか観念とかに近いのでもやもやしてしまいます。ですからが逆にこう考えましょう。「自分の体験や経験を話す時に、この5つのどれかに当てはまる経験や体験はないだろうか」「自分の経験や体験にはないけれど、自分の生活信条やこれだけは譲れない事がこの5つの分類のどれかにあてはまらないだろうか」と。
皆さんが目指している教師という職業は、まだまだ社会的に信頼される職業なのです。なぜ信頼されるのかというと、上記の5つに当てはまる何かを持っている職業だと思われているからです。
面接官は質問をしたり、みなさんと会話をしていく中で皆さんの中にある5つの事柄について評定しようとします。
例えば
今までの経験の中で困難にぶつかったことはありますか?どのような困難でどのようにその困難を解決したのか、聞かせてください ←専門性・向上心についての質問例
あなたの苦手なタイプな人はどういう人ですか?その人とペアで仕事をすることになったらどうしますか? ←協調性・社会性・人権意識についての質問例
教師の不祥事についての報道が少なくありませんがあなたはどう思いますか?また教師の不祥事をなくすためにはどのような取り組みが有効だと思いますか? ←倫理観・使命感についての質問例
表現力・コミュニケーション力は面接官との質疑全般の中で評価する。
思考力・判断力も面接官との質疑全般の中で評価する。
つまり面接の準備とは何を聞かれるのかと考えるよりも、自分自身をどの経験や体験を使って表現しようかと考えておくことが大切なんですよ!!
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