公務員勉強法ブログ　自然科学について

皆様こんにちは、公務員試験対策の予備校＝東京アカデミー東京校の公務員担当でございます。

今回は自然科学科目について述べさせていただきますので、ご高覧いただけますと幸いでございます。

公務員試験において出題される自然科学の内容としては、数学・物理・化学・生物・地学の5科目が当てはまりますが、国家一般職や事務職試験において出題数はそれぞれ１～２題とそれほど大きな得点源になるインパクトはありません。しかし、侮ることなかれ、この分野については計算問題が出題される他、単純に知識を問う問題が出題されるのです。

 これが何を意味するかというと、解ける方にとっては盤石の得点源となり、ここまで習熟できていない方は勘で記入し五肢択一の５分の１に賭けるしかないということです。

東京消防庁消防官試験では自然科学を制する者が合格を勝ち取ることができるといっても過言ではない出題数となりますが、一般行政職などでもコツさえつかめば捨て科目にならず勉強した分だけ他の受験生よりも１歩２歩先を行くことができるのだからやらない手はありません。

では、どのように勉強すればよいかという点になりますが、一般行政職を志望される方については広く浅く公式や定理といった「解答するための道具」を多く持つように記憶に何度もブラッシュアップをかける方法が一番良いです。一方で東京消防庁消防官を受験しようと考えている方については、もう少し踏み込んだ勉強が必要となります。数学では数Ⅱで習う微分なども出題されるというところに注目です。化学においても事務職の方に比べて消防官として働く素養としてより深い化学知識が求められます。酸化還元反応や熱化学といった分野にも進んで踏み込む必要があります。地学においては、一般的な地磁気の最終反転で有名になったチバニアンなど社会時事と混合した問題も出題されていますので、自然科学は理系と決めつけず横断的な知識の援用がより習熟を深めます。

東京アカデミーでは、こうした計算の瞬発力を向上させるために基礎数学の単元を4コマから12コマへ大幅に強化しております。また、池袋校においては東京消防庁を目指されている方向けに東京消防庁Ⅰ類対策コースもご用意しております。自然科学は受験生にとってあまり目を向けない科目かもしれません。しかし、だからこそ運任せに解いている受験生も少なくないのです。勝機としてとらえるか苦手な科目ととらえるかは本試験までの皆様にかかっているのです。