東京アカデミー静岡校
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教員採用試験最終合格を目指しているみなさん、こんにちは
今回は引き続き、昨年の静岡県の2次試験の個人面接でどのような質問がされたのか、開示資料の中からピックアップをしてみます。
第3面接委員・・・質問の視点は「倫理観・使命感(教師としての使命感・倫理観)」
【教育者としての倫理観】
・教員の不祥事が相次ぐ中、教員に対する世間(保護者)の眼はますます厳しくなっています。そのような中、教員を志す決意を聞かせてください。
・採用後、絶対に不祥事を起こさないという自信はありますか。
・教員がもつ「子どもへの影響力」について、あなたはどのような考えを持っていますか。
・教育公務員と他の公務員とのちがいは、どのような点にあると考えますか。
・最近の教員の不祥事にSNSを介したものがあります。どのようなことが不祥事になっているか知っていることをお答えください。
・あなた自身はフェイスブックやインスタグラム等をしますか。
【「します」の場合】
(・使用する際には、どのようなことに気を付けていますか。)
(・教員に採用されてからは、さらに注意が必要となります。教員としてどのようなことを注意しなければならないと考えますか。)
【「しません」の場合】
(・使用しない理由はありますか。)
(・教員に採用されてからは、こうしたSNSの扱いに責任が伴います。自身が使用する、しないに関わらず、教員としてどのような注意が必要と考えますか。)
etc
【教育者としての使命感】
教職を志望した理由を詳しく聞かせてください。あなたが目指す教員像を聞かせてください。そのために、どのような努力をしていますか。
・教育実習(臨時講師)を経験して、教育者のやりがいとして特に感じたことは何ですか。また、一番困ったこと、悩んだことはなんでしたか。(講師経験に相応しい回答内容か。)
・「静岡県の教員を志願した理由」には、あなたが○○の経験を通して学んだことが書かれていますが、それをどのように教職に活かしていこうと考えていますか。
etc
【教育者としての信頼感】
・あなたは、どんな学級づくりを理想としていますか。そのためにどんな取り組をしますか。
・あなたは、どんな授業を理想としていますか。そのためにどんな取り組みをしますか。
・始業式でクラス発表され、教室で子どもたち(小学生・中学生)と初めて対面します。まず、何をしますか。それは、なぜですか。
・保護者からいじめの訴えがありました。あなたはどう対応しますか。
・地域、保護者から信頼されるために、あなたは具体的にどのようなことができると考えますか?
etc
昨年の開示資料では面接委員(面接官は3人で役割分担をして順番に個人面接をしてきます。今日のブログは第3面接委員の視点ですから、3人目の最後の面接官による面接の質問内容をまとめています。今回の視点は「倫理観・使命感」ですから、正解不正解ははっきりしているものが多いですよね。「いいことはいい!わるいことはわるい!」ということですよね。【教育者としての倫理観】部分の不祥事に関する質問等がそれにあたります。
ただしSNSに関する質問は幅がありますが、事実はどうでも「使用していない」が正解扱いされるような気がします。また関連質問ではSNSを含めたICTに関して、「ネットリテラシーを身に付けて適正な使用」をしていくという内容をしっかり答えられるようにしておきたいです。
【教育者としての使命感】部分では「志望理由」や「取り組みたいこと」の質問と同時に「あなたの経験を踏まえて」「今までの経験を通じて」などの内容も問われますから、「教員を志すにあたっての相応しい経験・体験」をまとめておく必要があるでしょう。
【教育者としての信頼感】部分では「教師になったらなにをどうしようと考えているか」、いわばあなたの教師としての具体的取組をどう考えているかへの質問ですね。ここももちろん「教師としてなすべき事」を述べるに決まっていますが、それを具体的にイメージできるかどうかが問題点です。面接の場で考えるのは危険ですから、この部分も面接質問例へのあなたの考えと取り組みをあらかじめ考えておきましょう。
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