東京アカデミー岡山校
ブログ
こんにちは、教員採用試験対策の予備校、東京アカデミー岡山校の教員採用試験対策担当 青木です。
岡山県・岡山市もいよいよ来週から教員採用試験が始まりますよ!!
今回の内容は、言葉の意味へ意識を向けたほうが良いな、と感じた出来事についてです。
日本を含む5カ国の、13歳から29歳の若者を対象に実施した調査より
「自分自身に満足しているか」と自尊感情を尋ねる内容では、「そう思う」と答えた割合が、日本では57.4%と、他の4カ国より14ポイント以上低かった(※)ことが紹介されました。
他の4カ国とは、米国、ドイツ、フランス、スウェーデンのことです。
(※2018年の前回調査から12.3ポイント改善しています。)
へえ。と感じる方も、いろいろとツッコミどころがあるなあと感じる方も、5か国の比較って…と感じる方もいらっしゃるかと思います。
自尊感情というキーワードが出てきましたが、この言葉が意味することは何でしょうか。
「自尊感情」とは、「自己肯定感」と違うのでしょうか。合わせて確認してみましょう。
三本の軸があります。
一つ目は「自己有用感」で、自分が社会の役に立っていると感じること。
二つ目は「自己調整感」で、自分の思い通りにしたいと感じること。
三つめは「自己安全感」。安心を得られることです。
「テストで高得点が取れてすごいね」や、「速く走れてすごいね」という声掛けで気持ちの面も高まりますね。
「ありのままの自分を受け入れる感覚」や、「今の自分を認める感覚」のことです。
「○○ができる自分は偉い!」と認めてあげることも、反対に「自分なんてダメダメ。最悪。」と認めてあげることも、どちらも自己を肯定することです。
さらに生徒指導提要を見ていると、「自己存在感」というキーワードも出てきて混乱してしまいます。
(「自分も一人の人間として大切にされている」という実感のことです。)
意味と言葉がごちゃごちゃになっていませんか。(このブログを書いている人は、お恥ずかしながら、確認してみて「そういえば」と感じましたよ。)
人物試験(面接やグループ活動)において、自分の考えを述べたり、具体的な取り組みを発表することは多いですよね。
何気なく使っている言葉の意味や、生徒指導提要、生徒指導要領等に出てくるキーワードが何を意味しているか・・・少し気を遣ってみても良さそうです。
議論中に、言葉の定義を間違ったまま進めてしまうことを防ぐことができるかもしれませんし、出題の意図をより的確に捉えた話し合いができるかもしれません!
少し気が早いですが、岡山県・岡山市対応の二次試験対策講座もございます。