東京アカデミー青森校
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こんにちは。青森県教員採用試験対策予備校=東京アカデミー青森校の教員採用試験担当です。
青森県集団討論の対策法の2回目です。
今回は、過去の出題テーマについて、お知らせいたします。
【STEP②】集団討論テーマの出題傾向を押さえ、必要な答申・資料を理解しよう
生徒指導に関するもの、教育時事の内容についてのもの、状況設定的なものなど様々です。
青森県の集団討論テーマも多岐にわたりますが、それぞれ、内容の根拠となっている資料があります。
そのテーマがどの資料からの引用なのかがわかるよう、参考資料を読み、ポイントを整理しよう。
2023・2024年度青森県集団討論テーマはこちら
例えば、2024年度 小・中学校の出題テーマを取り上げてみましょう。
『子どもたちが安全に関する情報を正しく判断し、生涯を通じて安全な生活を送ることができるよう、「安全教育(学校安全)」について、どのように取り組むか、話し合ってください。』
根拠資料は、第3次学校安全の推進に関する計画(2022年3月)となります。
第3次学校安全の推進に関する計画では、取り組むべき施策の基本的な方向性として、
○ 学校安全計画・危機管理マニュアルを見直すサイクルを構築し、学校安全の実効性を高める
○ 地域の多様な主体と密接に連携・協働し、子供の視点を加えた安全対策を推進する
○ 全ての学校における実践的・実効的な安全教育を推進する
○ 地域の災害リスクを踏まえた実践的な防災教育・訓練を実施する
○ 事故情報や学校の取組状況などデータを活用し学校安全を「見える化」する
○ 学校安全に関する意識の向上を図る(学校における安全文化の醸成)
を挙げており、これをより具体化して自分の発言にする
を挙げておりますので、第一声の一例として、
子どもたちが安全に関する情報を正しく判断するためには、過去に起こった身近な地域の災害や事故情報、学校の取組状況などデータを「見える化」して情報を発信していきたい。
といったような発言をしてみてもよいかもしれません。
また、青森県の集団討論は「どのように取り組むか」ということが聞かれます。
評価項目の着眼点には、「テーマを正しく理解し、自分の考えを持っているか」とありますので、答申・資料の理解だけではなく、「実際にどうするか」という自分の意見も話せるよう準備しましょう。
具体的には、
【例①】リアルタイムで発生している災害や事故情報を専用のポータルサイトや掲示板を通じて発信します。その際、簡潔なグラフや写真、動画などを用いて、視覚的にわかりやすいように工夫することが必要と考えます。
【例②】地域の災害や事故情報、学校の安全対策に関する情報を授業やイベントを通じて提供します。また、学校のホームページや掲示板の更新頻度を高め、児童生徒の他、保護者にも随時アクセスしてもらうよう促します。緊急時以外にも日常的に安全に関する情報に触れることで、正しく判断する力を身につけることができると考えます。
というようにつなげるのもアリかと思います。
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