東京アカデミー池袋校
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こんにちは 😀
東京アカデミー池袋校の国試担当です🍉
今日も第38回管理栄養士国家試験で出題された計算問題についてご紹介していきたいと思います✨
近年、計算問題も増加していますので、しっかり対策していきましょう!!!
ちなみに、電卓持ち込みは不可です😢
今回ご紹介する問題は、出題頻度はそれほど高くないものの、2~3年に1回は出題されていますので、
公式を確認しておきましょう!!!
前向きコホート研究の集計結果を表に示した。要因Aの曝露による疾病Bの罹患の相対危険と寄与
危険割合の組合せとして最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
(相対危険) (寄与危険割合)
⑴ 0.50 500
⑵ 0.50 50
⑶ 0.50 0.33
⑷ 2.0 0.33
⑸ 2.0 0.50
表 前向きコホート研究における要因Aの曝露の有無別の観察人年と疾病Bの罹患者数
曝露 | 観察人年 | 罹患者数(人) |
有 | 10,000 | 100 |
無 | 10,000 | 50 |
★ヒント★
相対危険:リスク要因への曝露が罹患や死亡のリスクを何倍に増減させたかを示す指標
①相対危険=曝露群における罹患率(又は死亡率)
非曝露群における罹患率(または死亡率)
寄与危険:リスク要因への曝露により罹患や死亡のリスクがどれだけ増減したかを示す指標
②寄与危険度=曝露群の罹患率(または死亡率)-非曝露群の罹患率(または死亡率)
寄与危険割合:曝露群で罹患や死亡した者のうち、真に曝露が影響して罹患や死亡した者の割合を示す指標
③寄与危険割合=曝露群の罹患率(または死亡率)-非曝露群の罹患率(または死亡率)
曝露群の罹患率(または死亡率)
★解説★
まず、両群の罹患率を求める。
曝露群の罹患率= 100/10,000 = 0.01
非曝露群の罹患率= 50/10,000 = 0.005
相対危険は、①に代入して0.01/0.005 = 2.0 である。
寄与危険は、②に代入して0.01 - 0.005 = 0.005 である。
寄与危険割合は、③に代入して寄与危険が曝露群の罹患率に占める割合であり、0.005/0.01 = 0.50 である。
正答 (5)
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