【教員採用試験】急速な少子化が進行する中での将来社会を見据えた高等教育の在り方について（中間まとめ）

こんにちは、東京アカデミー大阪校の教員採用担当です。

 8月8日、「急速な少子化が進行する中での将来社会を見据えた高等教育の在り方について（中間まとめ）」が発表されました。

 

近年、18歳人口の大幅な減少、生産年齢人口に減少など急速な少子化が進んでいます。
それに加え、新型コロナウイルス感染症拡大防止にための遠隔教育、国際情勢の不安定化などにより、高等教育を取り巻く状況が大きく変化しています。

 これまでの高等教育政策として、以下のものがあげられています。

• 「量」に関する政策
• 「質」に関する政策
• 修学支援に関する政策
• 大学運営に関する政策
• 今後に向けて

今回の中間まとめにおいて、高等教育政策の目的は、

「質」：教育研究の質の向上
「規模」：社会的に適切な規模の高等教育機会の供給
「アクセス」：地理的又は社会経済的な観点からのアクセス確保による高等教育の機会均等の実現

 としています。

 この３つの目的を、バランスよく、かつ効果的に達成するための制度及び資源配分の在り方を検討することが重要です。

 〇今後の高等教育政策の方向性と具体的な方策

• 教育研究の「質」の更なる高度化
  • 学修者本位の教育の更なる推進
  • 外国人留学生や社会人をはじめとした多様な 学生の受入れ促進
  • 大学院教育の改革
  • 情報公表の推進
• 高等教育全体の「規模」の適正化
  • 18歳で入学する日本人学生以外の 受入れ拡大
  • 高等教育全体の規模の適正化に 向けた支援
• 高等教育への「アクセス」確保
  • 地理的観点からのアクセス確保
  • 社会経済的観点からの アクセス確保

学生数の不足等からの経営悪化による 教育研究の「質」低下を避けるため、「規模」の適正化が重要です。
また、地方の人口減少が進んでいる中、高等教育機関だけでなく、各地域の関係者が地域の人材育成の在り方について議論していく場を設ける必要もあります。

 少子化が急速に進む中、今後の教育の在り方に注目です。

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