生徒・児童の能力育成について

こんにちは。教員採用試験の予備校＝東京アカデミーの佐野です。

今回は「生徒・児童のどのような能力を育成していくべきか」についてお話しします。

昨年の東京都教員採用二次試験の集団討論では「言語能力」「情報活用能力」に関する課題が取り上げられました。これらは、学習指導要領において基礎的・基本的な知識技能として挙げられており、他にも「問題解決能力」などが掲げられています。

今後の時代に不易と評されるようなこれらの能力の定義などについて、教員を目指す上では確認しておく必要があります。例えば、下記のPDFでは、文部科学省がどのように言語能力を捉えているのか、もしくはどうやって育成されたり表出されたりするのか、一つの指標を出しています。

「言語能力の向上に関する特別チームにおける審議の取りまとめ」

これに関連して、2019年の終わりに結果が報告されたPISA2018の結果では、日本人の子どもは読解力に難があることも判明しました。さらに、コンピューターを授業で使用する頻度が加盟国中、最低頻度であるという現状が判り、読解力及び言語能力、そして情報活用能力の育成を確実に行わなければいけないと結論付けられました。

この情報活用能力などについても、文科省は様々な提言を出していますので、皆さんもぜひ確認しておくことをお勧めします。教員採用試験の教職教養のみならず、論作文や二次試験においてもきっと役立つはずです。

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