東京アカデミー福岡校
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こんにちは、福岡校 教務スタッフです♪
まだまだ、厳しい残暑が続き、秋の気配が感じられる日が待ち遠しいです。
本日は、文部科学省の『質の高い教師の確保特別部会』にて発表されました答申の内容の一部を取り上げました。
『~全ての子供たちへのよりよい教育の実現を目指した、学びの専門職としての「働きやすさ」と「働きがい」の両立に向けて~』と題し、6つの項目についての総合的な方策に関する内容です。
・学校を取り巻く環境が大きく変化する中、新たな学びの実現に向けて、教職の魅力を向上し、教育界内外から教師に優れた人材を確保し続ける環境整備が必要不可欠。
・不登校やいじめといった課題が複雑化・困難化する中で、結果として、学校や教師の負担が増大してきた実態。
⇒教師を取り巻く環境の抜本的な改革が必要
・研修や学ぶ時間の十分な確保等によって自己の資質・能力等を高められるようにし、活き活きと子供たちと接することができる環境の整備が必要。
・働き方改革答申以降、教職員定数の改善やICTによる業務効率化等を進め、着実に進捗する一方、取組状況の差が課題。
・教師が教師でなければできないことに集中できるようにすることが重要であり、学校・教師が担う業務の適正化の一層の推進が必要。
・全ての教師の時間外在校等時間が月45時間以内となることを目標。
・「勤務間インターバル」について、学校においても進めることが必要。
・学びの質の向上と教師の持ち授業時数の軽減のため、高学年に加え、小学校中学年についても教科担任制を推進し、専科指導のための定数改善が必要。
・急増する不登校児童生徒をきめ細かく支援するため、誰一人取り残されない「COCOLOプラン」の実現に向けた体制整備に向けて、学びの多様化学校への教員配置の充実や、不登校生徒への支援等に対応する生徒指導担当教師の全中学校への配置等が必要。
・教師の職務等の特殊性を踏まえると、勤務時間の内外を包括的に評価し、教職調整額を支給する仕組みは、現在においても合理性を有する。
・人材確保法による処遇改善後の一般行政職に比した優遇分の水準以上を確保するため、教職調整額の率は少なくとも10%以上とすることが必要。
・職務給の原則に従って、「新たな職」の創設に伴い、教諭と主幹教諭の間に、新たな級の創設が必要(6級制の実現)。
・国は、教師を取り巻く環境整備の進捗状況を毎年度の取組状況調査を通じて客観的にフォローアップし、機動的に取組みの見直しを図ることが重要
詳細は↓
「令和の日本型学校教育」を担う 質の高い教師の確保のための環境整備に関する 総合的な方策について(答申)【概要】
「令和の日本型学校教育」を担う 質の高い教師の確保のための環境整備に関する 総合的な方策について(答申)
学校教育の現状や課題、教師を取り巻く環境整備の方策や働き方改革についての理解は重要です。また、具体的な施策についても出題される可能性があります。
2025年夏の教員採用試験の対策として、ぜひ読み込んでおきましょう。
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教員科 担当 河本・大西