東京アカデミー松山校
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みなさん、こんにちは。
公務員予備校、東京アカデミー松山校です。
先日の警察庁の発表によると
今年の1月から6月にかけて電動キックボードによる事故が134件も発生していて、そのうち17.2%が飲酒運転によるものだったそうです。
さらに、事故の多くは深夜から早朝にかけて起きているんです。
電動キックボードは手軽で便利な乗り物ですが、使い方を間違えると危険な事故につながります。
同じく自転車も、交通ルールを守らなければ事故のリスクが高まります。
このような背景から、警察官を目指す皆さんが知っておくべき大事なテーマの一つが「交通安全」と「ヘルメットの着用」です。
まず、自転車と電動キックボードの違いを簡単に見てみましょう。
どちらも道を走る乗り物ですが、法律では少し異なる扱いを受けています。
特に電動キックボードは速度が速いため、法律でしっかりと決められたルールのもとで運転しなければいけません。
例えば、条件を満たせば免許がなくても乗れるようになりましたが、決められた基準を満たしていないものは運転に免許が必要です。
自転車は多くの人が日常的に乗りますが、去年の法律改正により、ヘルメットの着用が努力義務化されました。
つまり、必ず着用しなければならないわけではありませんが、できるだけ着用するよう求められているということです。
警察庁が2023年7月に調査した結果、自転車に乗っていた人のうちヘルメットを着けていたのはわずか17%だったそうです。
去年の調査より少し上がっていますが、それでも多くの人がヘルメットを着けていない現状があります。
都道府県別に見ると、愛媛県では69.3%の人がヘルメットを着用していて、全国でもトップクラスです。
これは、学校で自転車通学にヘルメットを必須としているなど、地域で積極的な取り組みをしているからです。
一方で、大阪府ではたった5.5%の人しかヘルメットを着けていないなど、地域によって着用率に大きな差があります。
ここで、なぜヘルメットが重要なのかを考えてみましょう。
今年、7月末までに自転車事故で亡くなった168人のうち、なんと8割以上の144人がヘルメットを着けていませんでした。
ヘルメットを着けていれば、頭部の怪我を防ぎやすく、命を守るための大切な道具です。
電動キックボードも同じように、事故が起きたときの衝撃が大きいです。
特に飲酒運転などでバランスを崩すことが多いため、ヘルメットがあれば事故時の被害を軽減することが期待できますよね。
このような交通安全の問題は、これから警察官を目指すみなさんにとって、とても重要なテーマです。
交通事故を減らすために、どのような取り組みができるかを考えてみましょう。
たとえば、ヘルメット着用の呼びかけをもっと強化したり、地域ごとに取り組みを見直したりすることが有効かもしれません。
面接試験では、交通安全に関する自分の考えをしっかり伝えることが大切です。
具体的には、電動キックボードや自転車に乗る人たちに対して、ヘルメット着用の必要性をどう伝えていくかを考えるのも良いでしょう。
また、自分がどのように交通安全活動に関わり、地域に貢献できるかを考えることで、より説得力のある答えを出せます。
交通安全は、私たちの生活に直結した大切な問題です。
警察官として、地域を守るために、日々の安全啓発やルールの徹底を行うことが求められます。
みなさんも、この問題を深く考え、自分なりの解決策を提案できるようにしておきましょう。