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国家公務員採用一般試験(教養区分)の新設について詳しくお伝えします。
〇国家一般職試験(大卒程度)「教養区分」の新設について〇
2025年度の春試験から、一般職試験(大卒程度試験)に「教養区分」を新設します。この区分では、法律学や化学などの専門試験は課さず、一般的な教養や、速く正確に課題を解く能力に関する試験を実施します。 専攻分野にかかわらず、大学3年生(試験年度の4月1日に20歳を迎えている方)から受験できますので、国家公務員採用試験に早期にチャレンジしたい方に加えて、民間企業等との併願を検討中で進路がまだ決め切れていない方についても、新しい一般職「教養区分」への挑戦をお待ちしています。 最終合格後に掲載される採用候補者名簿の有効期間は6年間となっています。この期間内に採用されれば大丈夫ですので、国家公務員としての採用希望年度については幅を持って選択することができます。 ※他区分との併願については、第1次試験日が同日であることから、同じ年度の一般職試験(大卒程度試験)で、教養区分とそれ以外の試験の区分とは併願(重複申込み)できません。 |
国家一般職試験(大卒程度試験)の「教養区分」は、
「同試験の他の試験の区分と同日に第1次試験を実施する」とのことです。
2024年度試験の1次日程は、6月2日(日)でした。
2025年度も2024年度と同じ日程と予想すると、6月第一日曜日になります。
今後の人事院の発表を注視していきましょう。
【第1次試験】 |
(1)基礎能力試験 公務員として必要な基礎的な能力(知能及び知識)についての、多肢選択式(5択)マークシート試験。 知能分野24題 文章理解⑩、判断推理⑦、数的推理④、資料解釈③ 知識分野6題 自然・人文・社会に関する時事、情報⑥ ※ ○内の数字は出題予定数 |
(2)課題対応能力試験 速く正確に課題を解く能力についての、多肢選択式(5択)マークシート試験。 |
(3)一般教養論文試験 一般的な教養を土台とした判断力、思考力についての、論文試験。 |
(1)の基礎能力試験については、
2024年度実施の国家一般職(大卒程度試験)と同じ内容となっていますが、
(2)の課題対応能力試験は、新しい試験のようです。
また、(3)の一般教養論文試験についても、2024年度実施の国家一般職(大卒程度試験)では、
「一般論文試験」・・・文章による表現力、課題に関する理解力などについて短い論文による筆記試験
とは若干異なる試験内容です。
試験問題例については後日、人事院のWebサイトに掲載するとのことですから、
これも注視していきましょう。
【第2次試験】 |
(4)人物試験 人柄、対人的能力などについての個別面接。 |
(4)の人物試験については、
2024年度実施の国家一般職(大卒程度試験)と同じ内容となっています。
例年2月1日に、人事院から発表される受験案内を注視していきましょう。
2025年の2月1日は土曜日ですから、2月3日(月)の発表が予想されます。
また、受験案内に先立って、
2024年度試験については、2023年12月25日に、
国家公務員採用試験の「施行計画」が公表されていました。
これは、国家一般職(大卒程度)試験の日程の前倒しによるものです。