東京アカデミー松山校
ブログ
みなさん、こんにちは。
東京アカデミー松山校の高卒公務員担当です。
最近、「子ども食堂」のCMをよく見かけるようになりました。
テレビやインターネットでも紹介されることが増え、子ども食堂の取り組みが少しずつ広がりを見せています。
私の記憶では、10年ほど前に、愛媛県では松山市や伊予市あたりから、
地域に住む善意ある方々の行動により、子ども食堂の活動がスタートしたように思います。
ひとり親世帯の増加に伴い、貧困状態にある家庭が急激に増えていることを背景に、地域の中で少しでも支援ができるようにと始まったのが子ども食堂です。
しかし、現在の多くの子ども食堂は特別な条件を設けることなく、
小さな子どもから高齢者まで、誰でも訪れることができる「誰が来てもいい」場として地域に根付いています。
現在の子ども食堂は、単に食事を提供するだけの場にとどまらず、地域の交流の場としても機能しています。
料理を一緒に作ったり、ゲームや工作などのイベントを行ったりと、地域の人々が世代を超えて交流し、つながりを深める機会を提供しています。
このような活動は、子どもたちが温かい環境で育ち、地域のつながりを感じるきっかけとなるだけでなく、
高齢者にとっても社会とのつながりを感じられる大切な場所となっています。
実際に、私たちの受講生の中にも子ども食堂の活動を通じて公務員を目指すようになった方がいます。
その受講生は、ボランティア活動として子ども食堂の運営に関わり、子どもの貧困の現状を知ると同時に、地域社会のつながりの希薄化という問題にも気づきました。
これがきっかけとなり、地域の課題解決に取り組みたいという思いから、市役所職員を目指すようになったのです。
また、別の受講生は、地域のつながりを深める取り組みの中で外国人留学生との交流を重ねる機会がありました。
そこで異文化交流の楽しさや重要性を感じ、大学法人職員として国際化に貢献したいという新たな目標を持つようになりました。
子ども食堂ってなんだろう。
CMをみて、そんな素朴な疑問を感じたみなさんも多いと思います。
松山市は、令和6年度も、こども食堂の開催のために必要な経費を、予算の範囲内で、こども食堂運営団体に対して助成しています。
公務員を目指すみなさんは、
この機会に、子ども食堂が、食事を提供する場を超えて、地域のつながりを再構築し、人々の交流を促進する場として機能していることを理解してほしいと思います。
東京アカデミー松山校が、あなたの新しい挑戦をサポートします!