東京アカデミー大阪校
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こんにちは、看護師国家試験予備校 東京アカデミー大阪校の国家試験対策担当です。
今回は合計特殊出生率についてお話ししたいなと思います。
15歳から49歳の女性の年齢別出生率を合計したもので、1人の女性が生涯に産む子どもの数を推定する指標です。
人口動態の出生の傾向をみる際に主要な指標として用いられます。
厚生労働省が2023年の人口動態統計を公表したところ、合計特殊出生率は1.20で、1947年の統計開始以降で最も低くなりました。
2022年と比較すると0.06ポイント低下しており、8年連続で前年を下回っています。
また、人口を維持するためには、合計特殊出生率はおおむね2.07を保つ必要があるとされています!!😲
ということは、合計特殊出生率が恒常的に2.07を下回るようになると、いずれ人口が減少しだすことを意味しています。
日本の場合、合計特殊出生率は今から50年前の1974年に2.07を下回り、その後、その水準を超えてはいません。
その意味では、日本の総人口が減少することは、1974年時点で運命づけられていたと言うことができます。
日本の平成24年(2012年)における合計特殊出生率はどれか。
1 .0.91
2 .1.41
3 .1.91
4 .2.41
答えは2。(当時の正答率は99.1%)
統計データに関する問題は、毎年出題されていますが、どの統計をどこまで確認しておけばいいのか困る方は多いかとお察しします。
実際、健康支援と社会保障制度の正答率は、第112回で58%、第113回でも57.9%でした。(弊社自己採点会集計データによる)
合計特殊出生数は簡単な問題かもしれませんが、社会保障制度すべてを勉強するとなると、なかなか大変なのは一目瞭然!( ;∀;)
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冬までにおさえておきたい統計や保険制度、法律など基礎的な社会保障制度のポイントを解説します。
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