東京アカデミー大阪校
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みなさん、こんにちは。
東京アカデミー大阪校の多田でございます。
患者数は高齢化とともに増えていますね。
2020年には高齢者の6人に1人にあたる約600万人に達したと推計されています。
2025年には約700万人に増加すると予想されています。
患者の介護を家族で抱え込むケースもあり、本人や家族が地域から孤立しないような方策や支援制度が必要だと言われています。
2023年6月には、「認知基本法」が成立しました。
認知症の当事者やその雅俗の意見を反映し政策を充実させ、
本人が尊厳を保ち希望を持ちながら暮らせる社会の実現を目指す狙いがあります。
このように社会問題として大きく取り上げられる事象は、国家試験でもよく出題されます。
過去問をみてみましょう。
【109回午前№54】
54 認知症 (dementia)が疑われる人や認知症の人およびその家族を訪問し、複数の専門職でアセスメントや自立生活の支援を行うのはどれか。
1.成年後見人
2.介護認定審査会
3.認知症対応型通所介護
4.認知症初期集中支援チーム
正解は4です。
認知症初期集中支援チームは、認知症の初期段階で支援を提供する専門家チームです。医師や看護師などが家庭訪問を行い、早期診断や対応をサポートします。
1~3との違いはわかりますか?
わからない人は、手元のテキストで必ず調べてくださいね!
過去問はそのまま出題されることはありませんが、選択肢自体はまた出題される可能性は高いです。正解したから終わりではなく、他の選択肢もチェックしておくと知識が増え、得点力につながります。