東京アカデミー難波教室
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みなさん、こんにちは。東京アカデミー公務員担当です。
10/23 ロシアや中国など主要新興国でつくる「BRICS」の首脳会議が開かれ、共同宣言を採択しました。
宣言では、グローバルサウスの多くの国がBRICSに関心を持っているとし、「パートナー国」資格の創設を支持すると明記しました。
米ドル依存の脱却に向け、国際決済ネットワーク「国際銀行間通信協会(SWIFT)」とは異なる独自の決済システムの構築も目指す方針も定めました。
BRICSとは、広い国土と多くの人口、豊かな天然資源をもとに今後大きく成長することが見込まれるブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの頭文字を合わせた造語。
2009年からBRICs4ヵ国が首脳会議を開催し、2011年に南アフリカ共和国が参加して以降、この5ヵ国がBRICSと総称されるようになりました。さらに、エジプト、エチオピア、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦が会議参加国として正式加盟し、2024年からは10ヵ国体制となりました。
議長国ロシアのプーチン大統領は30カ国以上がBRICSとの関係強化に関心を示しており、欧米諸国を念頭に「前例のないグローバルサウス(新興・途上国)の関心を無視するのは間違っている」と強調しました。
なお、欧米との対抗軸を鮮明にするのは避けたいとの思いがある国に配慮し、パートナー国の詳細や名前の公表は見送られています。
銀行など金融機関同士の国際的な送金インフラ。
日本ではスイフトと呼ばれ、国際銀行間通信協会と訳されます。
1973年に世界の金融機関が出資して設立したベルギーを本部とする協同組合で、200以上の国、地域のある1万1000超の金融機関を結び、国際送金を事実上一手に担っています。
今後もBRICSの動向や独自の決済システムの構築が気になるところです。
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