東京アカデミー青森校
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こんにちは。青森県・青森市等の公務員試験合格のための予備校=東京アカデミーの佐井です。
さて、今回のは教養経済と関連する科目についてお話ししたいと思います。
まずは科目名を見てもお分かりの通り、教養経済と経済学です。
<過去5年間(2019年~2023年)国家一般職・地方上級の出題一覧(5年間の合計出題数)>
教養経済と経済学は密接に関連していますが、それぞれの試験では出題されやすい分野に若干違いがあります。
●出題の違い
【教養経済】経済に関する基本的な概念や理論を学ぶための入門的な科目で、例えば需要・供給曲線がグラフ上でどのようにシフトするかといった基礎を理解することを目的としています。【経済学】需要・供給曲線を用いた市場均衡などの経済現象を、実際の数値を使って計算することが重要な内容となっています。
上記の出題一覧を見ると、教養経済では経済事情分野からの出題が最も多く、それ以外はこれといった頻出分野はありません。
経済事情とは、経済に関連する時事的な話題や経済動向が出題される科目です。
では、時事問題として国内、国際経済を勉強すれば経済事情の学習につながるかというとそうではありません。
時事問題ではここ1~3年の世の中の動きに対しての出題となり舞うsが、経済事情ではリーマンショックをはじめとする2000年以降の経済動向も出題対象となります。
よって、経済事情+時事問題対策として2000年以降~近年の経済の流れを学習しておくことが重要です。
また、専門試験を受験される方は教養経済の学習は、教養経済を解答するための学習というよりは、専門経済学のための基本的な知識を習得するための学習と位置付けてください。
時間がない方は専門経済学の勉強を進め、わからない基本知識が出てきた場合、教養経済で保管する形式でもよいでしょう。
●経済学の学習法
地方上級の公務員試験では、経済学の出題割合はミクロ経済学が60%、マクロ経済学が40%とされ、ミクロ経済学の方が多く出題される傾向にあります。
ミクロ経済学では計算問題がほとんどで、これに苦手意識を持つ受験生が多い分野です。
マクロ経済学でも計算問題は出題されますが、ミクロ経済学に比べると比較的少なく、理論的な理解や経済政策の効果について問われることが多いです。
経済学で高得点を狙うための学習ポイントとしては、ミクロ経済学の計算問題を重点的に学習することが重要ですが、計算問題が苦手で学習が進まない場合は、マクロ経済学のIS-LM分析や経済成長理論といった理論系の問題を中心に学習を進めることも有効です。
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