東京アカデミー青森校
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こんにちは。青森県・青森市等の公務員試験合格のための予備校=東京アカデミーの佐井です。
前回まで、教養政治、教養経済と関連のある専門科目、勉強法をお知らせしましたが、多くの科目が「時事問題」にもつながっています。
2024年度より国家公務員の基礎能力試験では、「自然・人文・社会(時事を含む) 13問」から、「自然・人文・社会に関する時事、情報6」に変更になりました。
また、地方上級試験でも、時事問題が5問程度出題されますので、時事問題対策が特に重要です。
ここで、国家公務員試験の時事問題対策について一つアドバイスします。
国家公務員試験では「自然・人文・社会に関する時事」とあるため、政治や経済の知識は不要なのでしょうか。
答えなNOです!
実際の選択肢の中に知識の内容が問われており、政治経済をやらずに時事だけやればよいということではありません。
時事問題のベースとなる基本知識もしっかり学習しましょう。
●時事問題との関連を意識する
できるだけ、時事問題を意識しながら学習を進めましょう。
例えば、表現の自由に関する憲法判例を学んだら、それがどのように現実の政治やメディア、国民の意見表明に影響を与えているのか、政治理論や社会問題と関連づけて考えます。
特に教養試験の政治分野では、時事問題や最近の社会的なトピックが出題されることが多いため、憲法分野と絡めて時事問題を整理するのも効率的です。
また、地方上級で出題される「国際関係」や「社会政策」もいわゆる時事問題です。近年の時事だけではなく、2000年以降の動向も含めて学習しましょう。
実際の世の中の動きとリンクさせることでよりリアルにその事柄を理解できると思います。
●得意不得意科目を把握し、自分の学習スタイルを作る
公務員試験合格の秘訣は「いかに効率よく学習を進められるか」です。
そのためには、ある程度の妥協も必要です。
苦手分野を克服するために、その科目に学習時間を使いすぎて他の科目の学習がおろそかになったということでは総得点は上がりません。
受験生には得意不得意があるかと思いますので、受験生の得意科目や出題傾向に応じた学習スタイルを作ってみてください。
ご自身の各科目の理解度から、「法律型」「経済型」「バランス型」に分けて、最も効率よく勉強できるスタイルを見つけてください。
ただ、学習の初期段階で無理に自分のタイプを決めて学習を進めるのは好ましくありませんので、学習の初期段階では、法律科目と経済科目の両方に同じくらいの学習時間を割き、全体の理解度を高めることが重要です。
その後、理解度や得意・不得意を確認しながら、徐々に自分に合った学習スタイル(法律型、経済型、バランス型)を選択していくことが効率的です。各タイプに応じた学習計画を立てることで、試験対策をより効果的に進められます。
【初期段階(年内まで)】法律科目と経済科目の両方にバランスよく取り組む
【中期以降(1月~3月)】理解度や得意・不得意に応じて、自分に合った型(法律型、経済型、バランス型)を選択
【最終段階(4月~6月)】自分の強みに集中しつつ、苦手分野の中でも特に重要分野だけは押さえる
学習の仕方が多様化している中で、この学習が絶対ということはありません。
いろいろ考えて皆様にあった学習方法を早目に確立してください。
現在、東京アカデミーでは、教室対面コース9月生、オンラインコース9月生を受付しております。
いずれのコースも「時事問題」だけでなく、関連した知識整理も踏まえて効率よく講義を行います。
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