東京アカデミー神戸校
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こんにちは、看護師国家試験対策の予備校 東京アカデミー神戸校担当です。
本日は、看護師国家試験の「地域・在宅看護論」について、出題傾向とその対策についてお話しさせていただきます。
【出題傾向】
「地域・在宅看護論」では、例年、介護保険制度の内容、地域包括ケア、訪問看護と外来看護の連携、訪問看護の役割、在宅サービスの種類、高齢者虐待、終末期看護などが出題されています。特に、2025年(令和7年)を目途に地域包括ケアシステムの構築を推進していることもあり、その内容が頻出となっています。113回は基本的な問題が多く正答率は、一般・状況設定問題ともに85%を上回りました。また、状況設定問題において、112回・113回ともにDuchenne〈デュシェンヌ型〉筋ジストロフィーの小児事例が出題されていました。
【対策】
「地域・在宅看護論」は、看護の展開場所が病院と異なることがポイントとなります。問題を解くときに何故在宅看護を望んでいるのかを念頭に置いて考えなくてはなりません。療養者の意思を尊重し、できるだけQOLを重視した生活が送れるように援助する必要があります。また、在宅看護の対象者は、すべての年齢、疾患となるため、高齢者を中心に成人や小児の問題も出題されます。各年齢に応じた援助や指導を総合的に考えられる力が必要となります。