東京アカデミー大阪校
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皆さん、こんにちは。
教員採用試験対策の予備校 東京アカデミー大阪校の滝口でございます。
本日は、深刻な教員不足問題に対応するため、今年夏、新しいアプローチで課題解決に挑むプロジェクト「ミツカルセンセイ」について、解説いたします。
「ミツカルセンセイ」は、教員不足問題の解決を目指し、教職に興味を持つ人々と学校・自治体をマッチングする求人サイトです。
この求人サイトは、教職に興味を持つ人々と、自治体や学校を新たな仕組みでマッチングさせるもので、従来の非正規教員雇用システム「講師バンク」に変革をもたらそうとしています。
「ミツカルセンセイ」を運営する合同会社Quicken.の代表である小谷瑞季さんが、この取り組みの背景や目指すビジョンについて語っています。
小谷さんが「ミツカルセンセイ」を立ち上げようと思ったのは、教員不足の現状を知ったことがきっかけでした。
キャリア教育の取り組みの一環で学校現場に関わろうとした際、教育委員会から「現場には余裕がない」と断られることが多く、その理由を知りたいと考えました。
氏岡真弓さんの著書『先生が足りない』を読み、教員の労働環境の問題だけでなく、教育を受ける権利が危機にさらされていることにショックを受け、解決策を模索し始めたのです。
まずは、現場の実情を知るため、小学校で有償ボランティアとして働き、教育委員会の職員とも話をする中で、教員不足の深刻さを実感しました。
こうして、潜在的な教員志望者の存在と学校側のニーズをマッチングさせることで、解決の糸口が見えるのではと考え、「ミツカルセンセイ」の構想が具体化されていきました。
サイトの開発には資金が必要であり、学生主体のプロジェクトとして社会的信頼も欠けていたため、自治体への協力依頼は容易ではありませんでした。
そこで小谷さんはクラウドファンディングを立ち上げ、100万円の目標に対し、約1カ月で150万円もの寄付を集めることができました。
成功の要因として、教育業界で活動する著名な方々がSNSで「ミツカルセンセイ」の可能性をシェアし、広く支持を得たことが挙げられます。
このようにして「ミツカルセンセイ」は、多様な働き方を希望する人々と教育現場をつなぐ新たなプラットフォームとして、教員不足問題の解決を目指しています。
教員不足の現状が「ミツカルセンセイ」によって、少しでも改善されることで、教員一人ひとりの負担も減り、教育の質の向上にもつながっていくのではないかと考えられます。
これらのような革新的なアイディアのある取り組みが今後も様々でてくることを期待したいですね!
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