東京アカデミー福岡校
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こんにちは。東京アカデミー福岡校公務員科です😊✨
国家一般職、国家専門職、地方上級などの試験では、教養区分の新設や選択科目の変更、SPI受験など、変更点が発表され、いよいよ本気モードに入る方も多いと推察します。
ここからは、実践的な問題演習中心の勉強を深める時期です。
過去問題演習で大事なこと・・・周辺知識を含め、必要知識が頭に残る(少し時間をかけてでも)丁寧な勉強をすることです。
間違っても、その問題の正解だけ出せればよいという機械的な暗記勉強はしないようにしてください。
例)地方上級の教養試験の過去問題(地理)
※東京アカデミー過去問題集「出た問」実践編より抜粋:2014年地方上級過去問
地理の出題としては、頻出分野である「気候(土壌)と産業」のうちの、鉱物資源に関する定番の問題です。
正解は「2」
同問題では、鉄鉱石、ボーキサイト、銅鉱、レアメタル、レアアースの5つが出題されており、鉄鉱石の生産量上位を暗記する、輸入国の上位を暗記するなど、覚えればOKみたいな勉強が多いのではないでしょうか。
このような機械的な暗記だけだと、3日もすれば忘れてしまったり、同じようなランキングの表を見比べたとき判別できなかったなど、非常に不確かな知識に留まります。
これは怖いです。大事なことは本試験で忘れない確かな知識を定着させることです。
次の二つの鉱物は、何か分かりますか。機械的な暗記で覚えていると、上位5つのうち3つが重なっているので、間違いやすいです。
A鉱物 生産国トップ5
1オーストラリア 2中国 3ギニア 4ブラジル5インドネシア
B鉱物 生産国トップ5
1オーストラリア 2ブラジル 3中国 4インド 5ロシア
※2020年ランキング(統計年度によりランキングは変動します)
正解は、A鉱物が「ボーキサイト」、B鉱物が「鉄鉱石」ですが、周辺知識をしっかり勉強すれば、忘れない知識として定着する確率が上がります。
ボーキサイト
真っ赤な鉱物で、暑い国でよくとれる鉱物。なので、赤道から北回帰線、南回帰線の間の国が、生産国のトップ10にもランクインしています。
上記のトップ5でいえば、ギニア、インドネシアがまさにそうです。
逆に、鉄鉱石は、地球の物質の3分の1が鉄と言われるように、広範囲で産出されているので、生産量上位は、国土の広い国が多いです、
上記のトップ5でいえば、インド、ロシアともに国土面積は広いです。
過去問は機械的な暗記学習ではなく、周辺知識をまとめ、頭に残る丁寧な勉強を心掛けましょう。
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