東京アカデミー青森校
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私は、お世話になった副校長先生から「初任校に配属されたり異動したりして新しい学校に着任したら、必ず用務員さんと事務職員さんにも挨拶をすること」を教わりました。
同僚にあたるため、挨拶するのは当たり前…と思うかもしれませんが、用務員さんと事務職員さんは職員室以外におられる時間が圧倒的に多くなります。そのため、「お会いできたら挨拶しよう」と思っていては、着任後しばらく時間が経ってしまっていた…ということが起こり得ます。(新年度、ただでさえみんな本っ当に忙しい時期でもあるので…。)
教員のお仕事は、あらゆる方に支えられて成り立ちます。
例えば学校の備品完備や安全点検など、用務員さんや事務職員さんが関わってくださっていることが多くあります。
・2024年10月29日に文部科学省より
(内容)
・2024年4月1日現在の公立幼稚園/小学校/中学校/義務教育学校/高等学校/中等教育学校/特別支援学校の建物の耐震化率:99.8%達成
※耐震化未実施の小中学校の建物…前年度から60棟減少し135棟となった。
・2023年4月時点で文部科学省より
・2024年9月30日公表の、公立学校施設の空調設備設置状況調査によると、体育館は22.1%の設置率となっている
・2024年10月4日の閣議後会見で、阿部俊子文科相が「災害対応の観点からも重要」と述べた。
これらの発表は文部科学省からされているものではありますが、実際に学校で工事のスケジュールを立てたり、工事をするにあたって準備をしたり、業者の方とやり取りをしたり…ということを進めるのは事務職員さんになることが多くあります。
また、机や椅子などの修繕や、児童生徒がよく通ったり使ったりする場所の安全・衛生管理などに用務員さんが携わってくれています。
少しでも児童生徒が安全に過ごし、学習に集中できる環境を整えるため、また教員が少しでも職務に集中できる環境を作るため、支えてくださっている方が多くおられることを知っておくことも、教員として働く第一歩になるかもしれません。
副校長先生が、あえて先述のお言葉を下さったのは、“裏方”といわれるところで働いてくださっている方々に気付き感謝の気持ちをもつこと、また環境を整えようとしてくださる方がいることは決して当たり前ではないこと、これらのことも同時に教えてくださったように思います。
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