東京アカデミー長崎校
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さて、令和7年度の裁判所職員採用試験には、専門試験にいくつかの変更が加えられました。
受験を予定している皆さんにとっては、この変更点を理解し、しっかりと対策を練ることが重要です。
今回は、改定によるメリットに焦点を当てて説明します。
今年度から、一般職試験における「憲法」の記述式試験が廃止されました。
これは多くの受験生にとって大きなメリットです。
記述式は、論理的な文章をまとめる力や、法的な解釈を表現する能力が求められるため、対策に時間と労力を要しますが、
この負担が無くなることで、より効率的に多肢選択式に集中できるようになります。
また、文章を書くのが苦手な方にとって、記述式の廃止は試験に対するストレスが軽減され、得意な選択式に全力で挑めるチャンスです。
もう一つの大きなメリットは、今年度から「行政法」が新たに選択科目に加わったことです。
これまでは「刑法」と「経済理論」が選択科目として提供されていましたが、
多くの受験生が「経済理論」を苦手としており、「経済理論」を選択することに不安を感じていた方も少なくありません。
しかし、「行政法」が加わったことで、特に法律科目に自信のある方はこれを選択することで、試験対策がより得意分野に寄せた形で行えるようになりました。
苦手科目を避け、自分の強みを活かせる選択肢が増えることは、合格への大きな後押しとなるでしょう。
試験の変更点をしっかり押さえ、効率的に対策を進めながら、ぜひ説明会にも参加して裁判所職員としてのキャリアを一歩踏み出してください。