東京アカデミー大阪校
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こんにちは。東京アカデミー大阪校の教員採用試験担当です。
大阪校の教採ブログ金曜日担当は、不登校に関する話題をよく取り上げています。
それは、教員になった後、不登校対応に悩む教員が多くいるということが理由の一つです。
(もちろん、教員の悩み以上に、児童生徒自身や保護者の方の悩みの方が大きくかつ尽きないものになります。不登校の理由にもよるところはありますが、「どうしたら良いのか」という悩みをもたれている保護者の方や児童生徒が多くおられることは大前提です。)
教員という立場で、悩みをもつ児童生徒や保護者の方に寄り添う人間の一人だからこそ、不登校の児童生徒を繋ぐことのできる施設や手段を幅広く知っておくことが一つの強みになると思っているため、不登校に関する話題を少々多く扱っています。
もちろん、自治体によって取組内容は異なります。ですが、どこかの自治体でやっていることは、いずれご自身の自治体でも取り組み始めるかもしれません。
もしかすると支援の選択肢や手段が広がるかもしれない、卒業後の進路や道筋を提案できるかもしれない、そんな思いでご紹介しています(/・ω・)/
今日は、和歌山県にある生きづらさを抱えた若者を支援する一般社団法人「Gifted Creative」が5月に開設した、不登校専門の訪問看護ステーションのご紹介です。
◎医療と心の専門家によるサポートを
和歌山県印南町には、「Hull(はる)」という不登校専門の訪問看護ステーションがあります。
支援の対象は不登校/発達障害/精神障害/学習障害を抱えた小学生~高校生です。
「医療と心の専門家」であるスタッフが最大週3回、家庭訪問して当事者と保護者を支援します。心理教育や就労支援の知識をもつ看護師がスタッフとして勤務しています。
体調管理やメンタルケアなど、その人の状況に応じた伴走支援を行い、関係機関と共有することによって、段階的な社会復帰のサポートやひきこもりの長期化予防を図っています。
「Hull(はる)」では学生の段階から利用者と学校の間に入り、双方に専門的な支援・アプローチを行うことで、利用者の早い立ち直りを目指しています。
「当事者家庭の金銭負担を減らす」という点も、運営の特徴です。
日本では15歳以下の子どもに対する医療費が無料のため、訪問看護という形をとることによって、15歳以下が無料で利用できます。
(ただし、医師の「精神科訪問看護指示書」が必要です。)
毎度の如く書いていますが、不登校支援の目標は、「学校に行けるようになること」だけではありません。「社会的自立を目指した学びの場」の提供を目指します。
学校という環境に限らず、「社会的自立を目指した学びの場」にはどのようなものがあるのか、視野を広げられるような情報収集を目指したいですね。
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