東京アカデミー青森校
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こんにちは。東京アカデミー青森校です。
学習指導要領はおよそ10年ごとに改訂されていますが、現行の学習指導要領(平成29・30・31年改訂)は、
平成26(2014)年11月に中央教育審議会に諮問されました。(「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について(諮問)」平成26(2014)年11月20日)
その後、改訂の基本的な考え方を「論点整理」としてまとめた
「教育課程企画特別部会における論点整理について(報告)」平成27(2015)年8月26日教育課程企画特別部会や、
「次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議のまとめについて(報告)」平成28(2016)年8月26日」教育課程部会を経て、
平成28(2016)年12月21日に中教審より「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)」が出され、その答申を踏まえて順次実施されました。
そして、11/15に阿部文部科学大臣が、「10年前と同様のスケジュールで進める場合、今年度の冬ごろに諮問を行う」と述べ、
改訂に向けた検討をこの冬にも中教審に諮問したいという意向を示しました。
改訂内容については、2024年9月の「今後の教育課程、学習指導および学習評価等の在り方に関する有識者検討会」で議論された内容(「今後の教育課程、学習指導及び学習評価等の在り方に関する有識者検討会 論点整理」)を参考に調整を進めるとされています。
1.これからの社会像とこれまでの学習指導要領の趣旨の実現状況
2.これからの社会像や現状の課題を踏まえた資質・能力
3.各教科等の目標・内容、方法、評価
4.多様な個性や特性、背景を有する子供たちを包摂する柔軟な教育課程
5.学習指導要領の趣旨の着実な実現を担保する方策や条件整備
6.学習指導要領の趣旨の実現に向けた政策形成・展開
上記6項目に分けて論点が整理されており、
「生成AIの加速度的発展により、Society5.0のリアリティが増す中、教育課程全体での扱いに加え、各教科等を通じた具体的な充実方策も併せて検討すべき。その際、情報活用能力の向上とそれによる探究的な学びの充実を一体的に考えていくべき」などとしています。
学習指導要領の改訂に注視していきましょう!
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