東京アカデミー青森校
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みなさんこんにちは。東京アカデミー青森校です!
今回は、論文試験についてお話ししたいと思います。
受験者が与えられた課題に対して、自分の見解を自分自身の言葉で表現する試験であり、択一式の筆記試験では判断できない、受験者の課題に対する考え方、文章表現力、問題や課題に対する認識力、状況を分析する力、論理的思考力を判定するための試験です。
2次試験で課せられる場合が多いですが、青森県や国家一般職など、1次試験で実施され、採点は2次という試験もあります。
また、2次試験で実施の場合でも、1次合格後からの対策では遅いため、早期から対策をとることをお勧めします。
論文試験の配点は、青森県では50点となります。
教養試験50点、専門試験50点、面接試験150点ですので、教養試験や専門試験と同じ配点となります。
一般論文試験の評定は、答案の全体から受験者の文章による表現力、課題に関する理解力等を総合的に評価して行い、特に次のような観点で採点されています。
(1)問題の理解
・出題の趣旨を正しく理解し、設問に沿った解答を行っているか。
・出題に関連する基礎知識及び問題意識を有しているか。
(2)思考・判断
・広い視野から考察し、適切な結論を下しているか。
(3)構成・文章
・論理に矛盾や飛躍がなく、論旨が明確になっているか。
・論文試験の答案としての長さは適当か。
・正しい用字、用語で書かれているか。
特に、採点者は内容はもちろんですが、最初の印象として「文字の丁寧さ」「文章量」を見ています。
字の上手、下手ではありません。しっかり丁寧に記述してください。
また、文字数が明らかに少ない場合は、大幅に減点となりますので、何を書けばよいかわからず、時間だけが過ぎていくということのないように早期から練習しましょう。
(1)資料提示型の課題:調査結果や統計などの資料を読みとらせるとともに、それに関する意見を述べさせる課題。⇒国家一般職
資料を読み取る形式の論文は地方上級ではほとんど見られませんが、国家一般職ではこの形式となりますので、準備しておきましょう!
(2)時事問題に関する課題:環境問題や少子高齢化など、社会の動向を反映した課題。⇒青森県
論文試験の課題としての出題の他、面接試験でも聞かれる場合があります。
環境問題(地球温暖化対策、廃プラスチックなど)・防災対策・少子高齢社会・グローバル化社会・情報社会に関する課題で、これらについての理解と見解をしっかり準備しておきましょう。
(3)地方行政や公務員に関する課題:地方自治体の課題と役割、住みよいまちづくりなど、自治体の取組や地域の特色を述べさせる課題。⇒青森県、青森市、青森県警
地方行政に関する課題は、地方上級では圧倒的に多いです。
具体的な地域行政のあり方について論じさせる傾向が強まっており、中には、地域の特色を踏まえた自治体への提言型の論文を書かせることもあります。
このような課題に対処するためにも、受験予定の自治体のHPはこまめにチェックし、進行中のプロジェクトや近い将来行われる事業、特に関心を集めている事柄など、地域特有の情報を入手し、地域事情を把握しておいた方がよいでしょう。
(4)自身の体験談に関する課題:これまでの経験を公務員としてどのように生かせるか、目指す公務員像など、志望動機や自己PRにつながる課題。⇒青森市、青森県警
受験生のこれまでの経験談を踏まえて、何を培い、今後どのように生かしていくかを記述するもので、市町村、警察官試験でよく出題されます。
エピソードをいくつか事前に準備しておきましょう。
最初は論文を書く時間がとてもかかるため大変であったり何を書いてよいかわからず悩んだりすることもあると思いますが、この時期に論文対策としっかり向き合うことで、試験直前に焦らず勉強を進めることができると思いますので、ぜひ積極的に論文対策に取り組んでいただければと思います。
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