東京アカデミー秋田校
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11/5、厚生労働省が2024年の人口動態統計(概数値)を公表しました。
2024年上半期(1~6月)の出生数は32万9998人でした。
この数字を単純に2倍すると約66万人となり、年間の出生数が70万人を割り込む可能性が高いことになります。
昨年の出生数は過去最少の72万7288人(過去最少)でしたから、さらに過去最少記録を更新する見込みです。
この最新データを踏まえて、人口に関する予想問題を用意しました。取り組んでみましょう。
次の日本の人口に関する記述のうち、正しいものはどれか。
1、 2023年発表分の将来推計人口では、2020年国勢調査をもとに30年後の2050年までの人口の推移を算出している。
2、 65歳以上の高齢者人口は2030年にピークを迎える予想である。
3、 日本人の平均寿命(2022年)は、男女ともに世界一である。
4、 出生数は1999年以降は120万人を下回り、2016年に100万人を割り込んだ。
5、 合計特殊出生率は2005年に戦後最低となる1.26を記録して以降、下降し続けている。
解答と解説は下にあります。
1、 誤り
2020年国勢調査をもとに50年後の2070年まで人口の推移を算出している。2070年には8700万人となると予想されている。
2、 誤り
高齢者人口は2043年に3953万人でピークを迎え、その後は減少する。
高齢化率は2020年に28.6%だったが、上昇し続け、2070年に38.7%になると予想されている。
3、 誤り
男性81.05歳で4位、女性87.09歳で1位である。ちなみに男性の1位はスイスの81.60歳。
4、 正しい
2016年に100万人を割り込み、2024年に70万人を割り込む予想ということは、8年で約30万人減少しているということになる。
5、誤り
2005年に戦後最低となる1.26を記録したことは正しいが、その後しばらくは上昇を続けた。
これは、団塊ジュニア世代(1971~1974年生まれ)の女性が出産適齢期を迎えたためだと考えられている。
・団塊の世代=第1次ベビーブーム=1947年から~1949年生まれ
・団塊ジュニア世代=第2次ベビーブーム=1971年から~1974年生まれ
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