東京アカデミー池袋校
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池袋校の公務員担当です。
多くの受講生を合格へ導いてきた池袋校専任講師“守口先生”による記事です。ぜひご覧ください。
大卒程度公務員試験(事務/行政)では、2025年度からさまざまな試験の内容が大きく変わります。これまで言われてきた対策が新しい状況にはあてはまらなくなるケースも多いので、必ず最新の試験情報を確認したうえで準備を進めましょう。その一助になるように、試験内容がどう変わるのか、自治体や職種ごとにまとめておきますね。まずは特別区Ⅰ類採用試験(一般事務)からです。
自治体・職種別 2025年の採用試験はこうなる! ~特別区Ⅰ類(一般事務)編~
受験者の負担を軽減し、受けやすくすることをねらって多くの自治体が設けてきた「SPI枠」。特別区Ⅰ類採用試験(一般事務)でも、ついに2025年度から「早期SPI枠」が導入されます。これにより、2025年春に行われる特別区Ⅰ類採用試験(一般事務)では、以下2つのルートを選べます。
★春試験(3月に申込 4月に1次試験)*教養試験や専門試験を課す従来型の試験
・1次試験:
<教養試験>知能分野28題必須解答 知識分野は20題中12題を選択解答 (合計40題)
<専門試験>55題中40題を選択解答(出題分野は憲法、行政法、民法①[総則・物権]、民法②[債権・親族・相続]、ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学、経営学、政治学、行政学、社会学の11科目)
<論文試験>課題式論文(2題中1題選択解答)1000字以上1500字程度/80分
・2次試験:個別面接
*2025年試験の詳細はまだ発表されていないので、以上は2024年の試験内容です。
★早期SPI枠(2月前半に申込 3月前半に1次試験)
・1次試験:SPI3(テストセンター方式)
・2次試験:プレゼンテーションシート作成+プレゼンテーション面接
残念ながら、春試験と早期SPI枠の併願はできません。
特別区をあくまでいろいろな併願先の一つと考えているみなさん(とくに民間企業との併願組)は早期SPI枠を積極的に検討するとよいでしょうね。明らかに負担は少ないので。一方、特別区の志望順位が高い方の場合は悩ましいところです。現時点では早期SPI枠について「一般事務で100名以上を採用予定」と予告されていますが、正直言って100名は少ない! ちなみに2024年度のⅠ類春試験では一般事務の採用予定数は1300人以上。最終合格者はなんと3000人を超えています。特別区が第一志望という方にとっては春試験の方が手堅いルートかも…。
※東京アカデミー池袋校では2025年1~2月にかけて、主要な自治体・職種別に最新の試験内容に合った戦略を考えるイベントを開催予定です。ぜひ!
【公務員大卒】受験生必見イベント!