東京アカデミー大阪校
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皆さん、こんにちは。
教員採用試験対策の予備校 東京アカデミー大阪校の滝口と申します。
本日は、「第2回国際成人力調査」をテーマに解説をしていきたいと思います。
「国際成人力調査」は、成人が現代社会に必要な能力をどの程度持っているかを決めるための国際的な調査です。
第2回の調査は、2012年の第1回に続い、2019年から実施され、結果が定期的に発表されています。
この調査は、主に「読解力」、「数量的思考力」、「情報技術を用いた問題解決力」の3つの能力に対して調査を行うもので、
大人口を対象にした現在の、また未来の社会に必要な技能の実態を明らかにします。
今回は、その第2回調査の結果の重要なポイントを3つ挙げ、解説します。
第2回のPIAACの結果によると、日本の成人の読解力は国際比較で見ると相対的に高い気跡がありました。
これは日本の教育システムの積極的な実践の結果と考えられます。
しかし、一方で年齢別に見た場合、年齢とともに読解力が低下する傾向が見られました。
日本は年寄り後に技能を維持していくための「続きの教育」の体制が足りていないという指摘も有効です。
数量的思考力については、日本の結果は国際で中上位にとどまっているのですが、
とりわけ情報技術の進化との関係性で、問題を探る力について不安見える項目が見られました。
現代社会は、大量の情報を分析し、データに基づいて解決策を打ち立てる能力が問われる時代です。
この能力に対しては、日本の学校教育ではまだ十分に配慮されていないという評価もあります。
成人力調査の結果から、日本は現代社会の変化に応じて「スキルアップ」をどのように根本的に調整していくかにが鋭散されました。
例えば、高専的な技術の使い方、問題解決のためのプログラム思考などが濃く問われます。
これらは教育体系だけではなく、業務内での続けて学ぶ体制、企業のトレーニング体制といった「続きの教育」を問題解決の範囲で実践することの重要性を示しています。
第2回国際成人力調査の結果は、日本の教育と続きの教育の重要性を再確認させられるものとなりました。
これからの社会変化に対応するためにも、成人に対する続きの教育システムを構築し、
読解力や数量的思考力を向上させる方針を明確にすることが次の仕掛けとなるでしょう。
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