東京アカデミー池袋校
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みなさまこんにちは、こんばんは。
東京アカデミー池袋校の公務員担当です。
多くの受講生を合格へ導いてきた池袋校専任講師“守口先生”による記事です。ぜひご覧ください。
自治体・職種別 2025年の採用試験はこうなる! ~東京都Ⅰ類B(行政)編
東京都の採用試験制度では毎年のように大きな見直し・変更が続いています。ここではⅠ類B(大卒程度)採用試験のうち行政区分に焦点を当てみましょう。
東京都のⅠ類B採用試験(行政)には教養試験+専門試験という従来のスタイルで実施される「一般方式」と、公務員試験のための特別な準備を必要としない「新方式」の2種類があります。「新方式」試験の内容は見直され、これまでよりもさらに受けやすくなることが決まりました。それを踏まえて、2025年の試験内容は以下になります。
[一般方式(行政)]1次試験を4月に実施
・1次試験:
<教養試験>五肢択一式 知能分野24題必須解答 知識分野16題必須解答
*選択解答制ではない。
<専門試験>記述式 10題中3題選択解答
*出題は憲法、行政法、民法、経済学、財政学、政治学、行政学、社会学、会計学、経営学の10科目から。
<論文>課題式 1000字以上1500字程度
*与えられた資料やグラフを読み取って論述させるスタイル。
・2次試験:個別面接
[新方式(行政)]1次試験を3月に実施
・1次試験:
<適性検査>基礎能力検査(SPI3)
*2024年は会場でのペーパーテスティングだったが、2025年からテストセンター方式に変更され、全国のテストセンターや自宅で受験が可能に。
・2次試験:プレゼンテーション+個別面接
*これまで1次試験会場でプレゼンテーション・シートの作成を行っていたが、2025年より自宅でシートを作成して提出する方式に変更。プレゼンの内容は「自己の強みを活かして都政で実現したいこと」。
・3次試験:グループワーク+個別面接
「新方式」の1次試験(SPI3)が会場でのペーパーテスティングからテストセンター方式に切り替わるのに伴い、2025年度試験から一般方式と新方式の1次試験が同じ日に重なることはなくなりますが、従来通り「一般方式」と「新方式」の併願はできません。
2024年試験での事務の採用予定数は一般方式555人に対し、新方式は210人。(実際の合格者は一般方式932人、新方式296人。)ちなみに、10年前の採用予定数は一般方式438人、新方式50人(実際の合格者は一般方式541人、新方式60人)でした。「新方式」での合格者は着実に増えてきています。
なお、Ⅰ類B採用試験で一般方式と新方式を併願することはできませんが、24~31歳を対象とするⅠ類A採用試験との併願は可能です。また、2024年度からは新たに経験者採用選考(SPI3+人物試験のみ)が導入され、4年制大学卒業者なら4年間の職務経験があればこの選考を受けることができます。
※東京アカデミー池袋校では2025年1~2月にかけて、主要な自治体・職種別に最新の試験内容に合った戦略を考えるイベントを開催予定です。
【公務員大卒】受験生必見イベント!