東京アカデミー仙台校
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こんにちは。教員採用試験対策の予備校=東京アカデミー仙台校の庄子です。
12月26日(木)、文部科学省より68自治体が実施した公立学校教員採用選考試験(採用選考)の受験者数、採用者数等採用選考の実施状況が公開されました。
全体の競争率(採用倍率)は3.2倍(過去最低)で、前年度の3.4倍から低下となっています。
・採用者総数は、36,421人で、前年度に比較して440人増加
・受験者総数は、115,619人で、前年度に比較して5,344人減少
・全体の競争率は25自治体で上昇、 34自治体で低下
全体の傾向として、採用者数はやや増加傾向にある一方で、平成12年度以降の採用倍率低下については、大量退職等に伴う採用者数の増加と既卒の受験者数の減少によるところが大きいと分析されています。
また、定年延長の影響等により、令和5年度末の退職者数は大幅に減少したものの、採用者数は引き続き高い水準にあります。このような大量採用の状況により、既卒者の受験者数が減少し続けていることから採用倍率が引き続き低下している状況にあると考えられます。
分析を踏まえた今後の対応として、以下の取組が挙げられています。
・学校における働き方改革の更なる加速化や処遇改善、学校の指導・運営体制の充実等を一体的・総合的に進めることで、教職の魅力向上に取り組んでいく。
・産休や育休を取得する教師の代替者が正規の教師である場合についても国庫負担の対象とすることで、教師が安心して産休・育休を取得できるようになる制度改正を行ったところであり、各自治体に対し、本改正の周知とともに、改正を踏まえた計画的な正規教員採用等の対応を促す。
・今般、文部科学大臣から中央教育審議会に対し、多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成の加速化に向けた方策について諮問を行った。今後の中教審における議論も踏まえ、幅広い分野からの教師人材の確保等を通じて、教職の魅力向上とあわせて教職志願者の増加に向けて取り組んでいく。
昨年25日に諮問された「多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成を加速するための方策について」と合わせて確認しておきたい調査結果です。
教員採用試験の倍率低下に伴う受験者数の確保などについては集団討論のテーマにも取り上げられることが予想されますので、自分は関係ないと思わず、教員採用試験に係る情報にアンテナを高く張っておくように心がけましょう。
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