東京アカデミー青森校
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こんにちは。東京アカデミー青森校です。
教員採用試験の出題内容には、明確な根拠があります。
例えば、令和版『生徒指導提要』は、現代の教育環境や生徒指導の課題を踏まえて改訂されたものであり、今後の生徒指導の方向性を示す重要な指針となっています。そのため、生徒指導の在り方を理解する上で欠かせない資料となっており、教員採用試験でも重要な出題範囲とされています。
このように、近年発出された答申や資料は、時代の変化に伴い教育の在り方が変化していることを反映しており、それらの内容を正しく理解しているかが採用試験で問われるのです。
そこで、今回から全8回にわたって、今年の受験に向けて、「押さえておくべき答申・資料とポイント」をお知らせいたします。
今回は、『生徒指導提要』です。
令和版『生徒指導提要』は令和 4 年 12 月に発表され、発表後の 2 年目となる 2024 年では青森県も含め、25自治体で38問が出題されています。
これは、各答申や通知、報告などの中で最も多く出題されたものとなります。
青森県でも前年度試験では、第1章第2節2発達支持的生徒指導から出題されております。
全国でも第1章「生徒指導の基礎」(27ページ)からの出題が19問と最も多く、中でも1.1.1「生徒指導の定義と目的」から11問、1.2.1「2軸3類4層構造」から3問出題されているため、対策必須となります。
生徒指導提要は約300ページあるため、概要を押さえつつ、筆記対策の核となる部分のキーワードをしっかり押さえる必要があります。
第1章はもちろんですが、第Ⅱ部の第4章いじめから第13章多様な背景を持つ児童生徒への生徒指導までの『個別の課題に対する生徒指導』の部分が改訂前に比べて約 2 倍(約 80P→約 170P)のページ数 となっています。
2024年夏試験では第4章「いじめ」から3問、第5章「暴力行為」から2問、第10章「不登校」から2問出題されており、第Ⅱ部でもこの分野が特に重要となってくるものと思われます。
その他、第3章の3.6.1「校則の運用・見直し」も2問出題されているため押さえておくとよいでしょう。
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