東京アカデミー大阪校
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みなさんこんにちは。東京アカデミー大阪校国家試験担当です。
いよいよ国家試験まであと1週間ですね。緊張している方も多いと思いますが、国家試験ではリラックスして解くことが大切です。
とくに必修問題は開始直後に目にすることから緊張感のピークの中解くことになります。焦って頭が回らない、思い出せない、ということがないように、緊張していると感じたときは、いったん一呼吸おいてから問題に取り掛かりましょう。落ち着いて解けばきっと大丈夫!今までの勉強の成果が助けてくれるはずです。
さて、第113回看護師国家試験必修問題の不適切問題のご紹介は今回でラストです。
【午後問題11】
上行大動脈から分枝するのはどれか。
1 .冠状動脈
2 .腕頭動脈
3 .左総頸動脈
4 .左鎖骨下動脈
正答1
東京アカデミーの自己採点会の正答率では、36.4%しかなく2番目に低い正答率となりました。
〈解説〉
冠状動脈は、心臓の栄養血管であり上行大動脈の基部から左右に2本分岐する。さらに左は、前下行枝(前室間枝)と回旋枝に分かれる。前下行枝からは、左心室の前壁および中隔への血液供給を行い、回旋枝は左心室の側壁に分布する。右冠状動脈は、右心室壁や心室中隔の後側、左心室の下部に分布する。
解剖は文字で見ていてもイメージがつかみにくいため、必ず参考書や教科書の図を見ながら覚えましょう。また、見るだけでなく、自分で描けるようになればあいまいな部分を無くしておぼえることができるのでおすすめです。