東京アカデミー池袋校
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こんにちは😉
東京アカデミー池袋校の国試担当です!!
さて、管理栄養士国家試験まであと17日。
本番まであと1カ月を切りました💦
2月は過去5年間分の問題をランダムに出題していきたいと思います!!
ぜひ力試しに解いてみてください💪
第38回38(人体の構造と機能)
貧血に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
(1)鉄欠乏性貧血では、出血傾向がみられる。
(2)悪性貧血では、内因子の作用が増強している。
(3)再生不良性貧血では、白血球数が増加する。
(4)溶血性貧血では、黄疸がみられる。
(5)腎性貧血では、血中エリスロポエチン値が上昇する。
正答(4)
【解説】
(1)鉄欠乏性貧血では出血傾向は見られない。
(2)悪性貧血では内因子の作用が減弱している。胃粘膜が萎縮することでビタミンB₁₂の吸収に必要な内因子が低下することで起こる。
(3)再生不良性貧血では造血機能が低下するため、赤血球、白血球、血小板すべてが減少する。
(4)〇
溶血性貧血は、溶血によって、ヘモグロビン分解が亢進することにより間接ビリルビンが増加。ビリルビンは黄色の色素なので黄疸が起こる。
(5)腎性貧血とは、腎臓で作られるエリスロポエチンというホルモンが減少することによって引き起こされる。
エリスロポエチンは「造血ホルモン」とも呼ばれ、赤血球の産生を促す作用がある。
このため、エリスロポエチンが減少すると、赤血球が減少し貧血になる。