東京アカデミー大阪校
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みなさん、こんにちは。
東京アカデミー公務員担当です😸
今回は「意外と知らない国家公務員のお仕事」をご紹介!
まず今回は「刑務官」編です。
刑務官とは、刑務所・少年刑務所・拘置所で被収容者に対する日常生活の指導や、職業訓練指導、悩み事に対する指導などを行うとともに、刑務所等の保安警備の任にあたる国家公務員です。
刑務官の職務において、守らなければならない法令・規則は多く、基本に忠実な勤務が求められます。
人事院・法務省が行う「刑務官採用試験」に合格するのが一般的です。
受験資格は試験実施年度の4月1日時点で17歳以上29歳未満であることが条件です。
筆記試験は高卒程度ですが、科目範囲が広いので注意です。
刑務官として採用後は、矯正研修所、矯正研修所支所及び採用庁で実施される初等科研修に参加し、刑務官として基本的な職務常識や法令の知識を身に付けるとともに、矯正護身術の習得等を行います。
ちなみに…刑務官の階級は↓のようです。
看守⇒看守部長⇒副看守長⇒看守長⇒矯正副長⇒矯正長⇒矯正監
刑務所で日々被収容者と向き合う刑務官ですが、その仕事は多岐に渡ります。
社会復帰に必要な職業訓練や更生指導に主眼をおき、受刑者への寄り添いを行うなど…。
被収容者を前にして毅然とした態度を取ることが求められ、緊張感の伴う仕事でもあります。
全国の刑務官にアンケートを取ったところ、
「仕事の困難さが社会や国民からあまり(全く)理解されていない」という回答が80%にも上るなど、大変で理解の得られにくい仕事であるといえます。
それでも、もちろんやりがいはあります。
被収容者にもさまざまな年齢・経歴(バックグラウンド)があり、各人によって接し方が変わってきます。
なかなか相手の心を開くことは難しい仕事ですが、その分相手の心が開いたときのやりがいは素晴らしいものだそうです。
刑務官は被収容者にとって社会人としての模範となり、彼らを更生に導く役割を担っています。
このように人と関わる仕事を通じ、人が変わっていく姿を実感できるのは、刑務官の仕事の大きな魅力といえるでしょう。
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