東京アカデミー大阪校
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みなさん、こんにちは!公務員担当です⭐
普段、私たちが何気なく歩いている街中で見かける街路樹ですが、実はこの街路樹、私たちの日常生活に欠かせない存在だということをご存じですか?
見た目だけではなく、街路樹は多くの重要な役割を果たしており、私たちの暮らしに深く関わっているんです!
・街並みに彩りと季節感を
まず、街路樹は景観に大きな影響を与えます。沿道に並ぶ樹木が、街全体に統一感を与え、季節ごとの変化を楽しむことができます。春には桜の花、秋には紅葉など、樹木が彩ることで、街に潤いが生まれ、私たちの心を豊かにしてくれます。
・地球環境への貢献
街路樹は自然環境にも大きな影響を与えています。特に夏には、木陰ができることで気温の上昇を抑え、ヒートアイランド現象を緩和します。また、樹木がCO₂を吸収することによって、地球温暖化の防止にも貢献しています。
・交通安全のサポート
意外かもしれませんが、街路樹は交通安全にも一役買っています。ドライバーの視線を誘導したり、道路の目印となって、運転しやすく、安全な通行を支えています。街路樹が適切に配置されていることで、道路の構造がわかりやすくなり、スムーズで安全な移動を実現できます。
・災害時の防止効果
街路樹は、防災にも役立ちます。火災時には樹木が周囲の熱を吸収し、延焼を防ぐことができます。また、地震が発生した際には、木々が土壌を安定させることで、建物の倒壊を防ぐ役割も担っています。
さらに、街路樹には騒音や排気ガスの吸収・遮断という役割もあり、都市部での快適な生活環境を作るために大切な存在と言えます。
ところが、近年街路樹は減少傾向にあります。国土技術政策総合研究所によると、2002年から2022年までの20年間で、全国でなんと50万本もの街路樹が減少したとのこと。大阪市でも2018年以降、「安全対策」の名のもとに街路樹や公園樹が伐採され、その数は2万本にも及んでいます。
伐採の理由としては、樹木の健康状態の低下や、根上がりによる道路への影響、そして維持管理のコスト削減などが挙げられます。さらに、交差点の視界を確保するために伐採が進められているケースもあります。しかし、樹木医が「伐採する必要はない」と診断した木まで伐採されることもあり、その影響は心配です。
街路樹が減少してしまうと、私たちの暮らしや自然環境にも大きな影響が及びます。今後、街路樹をどう守り育てていくかが私たちにとっての課題です。
私たちの生活に密接に関わる街路樹を、今後も大切に育てていきたいですね。
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