東京アカデミー東京校
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みなさんこんにちは。東京アカデミー東京校 教員採用試験対策チューターの後藤です。
徐々に暖かくなり、羽織るモノの厚さも薄くなってきた頃でしょうか。
学校では卒業式を目前に控え、先生方は忙しく過ごされているでしょうか。
さて、本日はこれまでの対策とこれからの勉強について私が実際に行っていた勉強方法を踏まえてお話しさせていただきます。
皆さんはこれまでどのようにして採用試験に向けて勉強されてきましたか?
例えば、セサミを読んで対応する問題を解くというパターン、暗記しなければならない箇所を単語カードに書き写してこまめにチェックするパターンもあったでしょうか。
他にも、既に過去問を解いている方や、もしかしたら何をすればよいか分からず戸惑っていらっしゃる方もいるかもしれません。
私は初回のチューターブログで、
① 自分でオープンセサミを読む(太字周辺)
② 問題集を解く(間違えた部分にはレ点&日付を記入)
③ 講師の授業で再確認+重要点の確認
④ レジュメ・オープンセサミで再確認
⑤ 問題集を再度解く(再度間違えた所にレ点&日付)+ 通勤通学中にも読む!
の流れで勉強していきましょうとの旨をお伝えさせていただきました。
東京校の方には直接お話しさせていただきましたが、セサミはかなり細かい部分まで網羅しています。
そのためまずは他の書物に目を通すのではなく、セサミをこなすことを優先的に行っていただきたく思います。
講義が終了したら、なるべく早いうちにその講義を思い出しながら講義レジュメとセサミを照合させながら振り返りを行っていただき、レジュメに書いてあってセサミに無い情報などはセサミに精力的に書き写すことで、セサミを採用試験までの自身のバイブルとすることができます。
そしてその都度勉強した範囲の問題集を解いていただき、頻出する箇所に関して知識を確固たるものとしていただきたけたらと思います。
上述までが、これまで不易な勉強方法であるのですが、今後はさらに
① セサミのより詳細な部分まで読み解くこと(黒太文字以外までマーク)
② 問題を多く解くこと(他県の過去問など)
③ 教育時事・特色に目を向ける事(答申資料集)
の三つが肝要である段階になります。
【①について】
これまで学んだ内容は基礎基本ベースのものが多かったと考えられるため、一段階深く学んでいただきたいということです。
問題集の内容の多くは、セサミの黒太文字を履行しています。そのため、それ以外の通常フォントで記載されている文章に目を向けて来られた方はそこまで多くないのではないでしょうか。皆さんも自身で細かな部分まで読んできたか自答してみてください。NOの方は、これからその詳細な内容に踏み込んでいただけたらと思います。特に東京都は他自治体と一線を画す深さの問題が出ますので、全国レベルの問題を解いていても、実際に試験に出る内容とは難易度が乖離してしまいますので、ご注意下さい。ただし、県別マスターは過去問をベースに詳細な解説が付されていますので、こちらもまた活用して下さい。
【②について】
上記①と同様、基礎基本ベースを学び、問題集に関しても「もう3周以上したよ。」と言われる受講生さんの声もちらほら出てきました。今後は、不足点に関しては問題集を使われることは勿論であるのですが、受験する自治体以外の過去問題を解いて、問題になれることが必要になってきます。いくらセサミで知識を頭に入れたとしても、それが予想外の出題をされたときに対応しなければなりません。ですので、この箇所についてはこのような出題傾向があるとご自身でつかんでいただくためにも過去問を解いていただきたいです。
【③について】
3回目のチューターブログでお伝えした通り、東京都をはじめ数多くの自治体の大きな出題割合を占めているものが教育時事・特色です。これは受験する自治体の施策や文部科学省の出す答申や通知、リーフレットなどのマニュアルが含まれており、その範囲は膨大なものと言えます。そのためこれを網羅することは時間的物理的な制約から不可能であるかと考えられます。そこで、東アカで配布した「答申資料集」を活用していただきたく思います。これは、答申のすべてを読まなくとも、各答申のはじめにに要約や重点箇所の抜粋がされているため、重点をピンポイントで確認することが可能です。ただし、時間が許す限り、答申本文もぜひご確認いただきたく思います。
さて、本日は今後の勉強についてお話しさせていただきましたが、最後にお伝えしたいことがあります。
それは、<見通しを持って勉強を進める事>です。
これは学校教育においても重視されている方法ですが、自分が目指す合格に対して、
3月中には○○を完璧にする、○○の○ページまで完遂する、
もしくは2月29日:教育法規、学校に関すること○ページ完了など、今後を見据えた計画と、その日何を勉強したか記録することが大切です。
これを行うことで、実際に何が今自分に欠けていて何を勉強する必要があるのか自戒するとともに、何を勉強しがちで何が不足しているのか自省することができるからです。
ぜひ手帳などで少しずつ行ってみてください。
長くなりました。ではまた。